詩編98篇 喜びの叫び
「全地よ 主に喜び叫べ」詩篇98:4
助産師永原のちょっと一言
この詩篇は旧約の「マリア賛歌」と呼ばれているのだそうです。この詩篇はイスラエルの民のバビロン捕囚からの帰還の喜びを歌っています。バビロンで捕囚の民として苦しむイスラエルの民を、主はペルシャのクロス王を用いて手厚くエルサレムに帰還させました。
マリアは神の御子を授かった時に「この卑しい女をさえ心にかけてくださった神の愛」に対する喜びを讃美しましたが、イスラエルの民も神様の一方的な救いの御業に対してあふれるばかりの喜びがあったのです。私たちも神様からの一方的に与えてくださった愛、すなわち「御子の十字架の死という犠牲によって罪から救われることを、ただ信じることによって、神の祝福の中に入れられた」とことに対する感謝と喜びを言葉や思いや行動で表したいと思うのです。
聖書要約
主が驚くべきみ業を私たちに成して下さった喜びの新しい歌を主に捧げましょう。神の力強く、清い御手によって成し遂げてくださったのです。主はご自分の民の救いを通して、全世界の人々に主の勝利を示されました。だから、大地は主に向かって喜びの叫びを捧げよう。竪琴の音色にあわせ歌い、角笛やラッパで喜びのシンフォニーを奏でましょう。広大な海と地、そしてそこに住むすべての者よ、喜びの歌を歌って主をお迎えしなさい。主は正義を貫いて世界を裁くために来られるのです。