エゼキエル書25章 主の裁きが下る時
「わたしがモアブにさばきを下すとき、彼らは、わたしが主であることを知る。」エゼキエル書25:11
助産師永原のちょっと一言
イスラエルの民が主の裁きとして、バビロンに捕囚の民として連れさられた時、近隣の国々に対しても主の裁きは下ったのです。「エドムの復讐」とはユダがバビロンに連れされた後、エドムがユダを占領しようとしたことを指しています。エドムはエソウの子孫であり、ユダはヤコブの子孫ですから、両国の間には元々、エソウとヤコブの長子争い以来の確執があります。アンモンとモアブはソドムから逃げたロトとその娘たちの間に生まれた子どもの子孫です。姉の子どもの子孫がアンモン、妹の子どもの子孫がモアブです。ロトはアブラハムの甥ですから、これらの国々は親族関係にあります。元々、世界は主の支配の中にあり、世界の主権、歴史の主権は神の手の中にあることを聖書は語っているのです。
聖書要約アンモン人への預言
主がこのようにお語りになりました。「人の子よ、顔をアンモン人に向けて預言せよ。あなた方は私の聖所が破壊された時、イスラエルが苦しんでいる時、捕囚として連れて行かれる時、さげすみ、あざ笑ったのでベドゥイン族をあなた方の地に侵入させ、全ての者を略奪させてあなた方の国を一掃する。その時あなた方は私が主であることを知るようになる。」モアブへの預言
主が語られました。「ユダがバビロンによって滅ぼされた時。『真の神がいると言っていたユダの国も他の神々の国と同じじゃあないか』と言ったので、モアブ人が誇りとしている町々を一掃する。その時あなた方は私が主であることを知る。」エドムへの預言
神はお語りになります。「エドムはユダに復讐すると言う大それた罪を犯したので、主はエドム国中の人も獣も家畜も剣で切り倒す。その時あなた方は神である私があなた方に復讐したことを知るであろう」ペリシテへの預言
神はお語りなります。「あなた方は昔からユダに恨みを抱き、憎しみに駆られて滅ぼそうとした。だからクレタ人を一掃する。私があなた方に復讐する時、私が主であることを知るであろう。」