エゼキエル書26章 嘲る者は
「人の子よ。ツロはエルサレムについて、『あはは。国々の民の門は壊され、私に明け渡された。私は豊かになり、エルサレムは廃墟となった』と言った。」エゼキエル書26:2
くぅ~ママのちょっと一言
エルサレムが陥落した数カ月後のこと、ティルスの国はそのことで利益が回ってくると喜んだのです。そのことによって主の怒りを招き、滅びに至ったことが書かれています。ティルスは元々拝金主義の国であったとのことです。それがそもそもの滅びの原因だったと言えると思います。一生懸命働くことによって収入を得ることは当然のことですが、自分が楽しむためだけに働くのであったり、得た収入に対して感謝がなければ、主による滅びが待ち構えているかもしれません。得た収入を他の人にも分かち合うことを考え、何よりも健康が与えられていること、仕事が与えられていること、働きが祝されていることを感謝したいと思うのです。
聖書要約
ティルスへの預言
ゼデキヤ王が捕囚になってから11年目のことです。主が私に語られました。「人の子よ、ティルスはユダの滅亡を喜んで『エルサレムは地中海とヨルダン川の通商路を手中におさめていたが、ついに滅びた。これからは我が国の出番だ』と言ったので、主なる神である私がティルスに立ち向かう。ティルスを裸の岩にする。ティルスは周辺諸国に略奪され、町々は剣で滅ぼされる。私はバビロンの王ネブカドレツァルにティルスを滅ぼさせる。軍馬が怒濤のように町を襲い、城門が打ち破られる。民は剣で殺され、財宝は奪われ、宮殿は破壊されて海に投げ捨てられる。あなた方の歌はもはや歌われることはない。二度と国は建てなおされることはない。海辺の他の諸国の王たちもあまりの恐ろしい光景に身を震わせながら地面に座りこみ、嘆きの歌を歌う。『難攻不落を誇った島の町。誉れある町。海のつわものと恐れられた町。どうして海に消えてしまったのか。島々はお前の滅亡に震えあがる』」神はお語りになります。「ティルスを住む者のない町とし、完全に滅ぼし、跡形もなくする」と。