エゼキエル書32章 主に打ち砕かれる者たち
「しかしあなたは、無割礼の者たちの間で砕かれ、剣で刺し殺された者たちとともに横たわる。」エゼキエル書32:28
助産師永原のちょっと一言
優勢な王として獅子に例えられたエジプト王は、ナイル川を濁すワニとして主の裁きに遭います。またエジプトを含め7つの国の裁きが書かれています。栄華を誇った国も大きな国小さな国もその最後は等しく地獄で横たわることが書かれています。聖書では「割礼のない者の間に横たわる」と繰り返されています。割礼のない者とは偶像礼拝者であり、主との契約の外にいる者たちです。そこには当然主の民であるイスラエルの名前はありません。主はイスラエルを主の民として見捨てず回復を与えてくださいます。イエスを主と告白して(洗礼を受けて)クリスチャンになった者の名前も地獄で見ることがないということでしょうか。クリスチャンの国籍は天国にあるのですから。
聖書要約ファラオに対する嘆きの歌
ゼデキヤ王が捕囚となって12年目に主がお語りになりました。「人の子よ、エジプトの王のために嘆け。あなたは自分を獅子のように思っているが、ナイル川を濁らせているワニのような者でしかない。私はエジプトに大軍を差し向け、大網であなたを引きあげ、死ぬまで地に放っておく。私はあなたを抹殺し、空の星さえ暗くする。あなたの知らないような遠くの国々の民も、私があなたにくだしたことを見て恐怖に襲われる。私が遣わしたバビロンの剣が振り降ろされる。エジプトの誇りも人も家畜も滅ぼす。ナイル川を濁らせていたものがいなくなり、ナイル川は澄み、清く流れる。私がエジプトに住む者すべてを滅ぼす時、彼らは私が主であることを知る。
2週後にまた主の言葉が臨んだ。「人の子よ、エジプトと貴族のために嘆け。私は彼らを死者の住処に送りこむ。エジプトほど美しい国があろうか。しかしその最後は地獄であり、あなた方が見下していた者たちを共に横たわる。アッシリアの君主たちの墓は穴のもっとも深い所にある。エラムは国々に恐れられていたが、剣に倒れ、今では地獄で恥をさらしている。メシュとトバルの人々は武器を持って陰府(よみ)に下ったが、剣で倒れた者と共に横たわる。エドムもシドンの人々も地獄に下り、そこで横たわる。ファラオ王も地獄に下る。そこで他の兵士たちがいるのを見て、王は胸をなぜ下ろす。私は行ける者の地を恐怖に陥れた。エジプトの王とその軍勢は主を信じない者たちを共に地獄に横たわる。