ホセア書5章 主は離れ去られた


「主が彼らから離れったのだ。」ホセア書5:6

くぅ~ママのちょっと一言
前章に引き続き、イスラエルとユダの指導者の間違いに対して神は裁かれます。指導者の判断の間違いは社会の規範まで歪めてしまいます。悪が正しくなり、正しいものが悪者になってしまうこともあるでしょう。正しい規範を持っていればこそ何をしてはいけないか、何をしなければならないかがが分かるようになります。指導者の責任は重いのです。

聖書要約
イスラエルに対する審判
祭司とイスラエルの指導者、王家の人々よ、聞きなさい。あなた方に判決が下ります。あなたたちはミツパで、タボルで、シッテムで民をたぶらかして、偶像に走らせました。そのことに対する判決が下るのです。私はあなた方の罪はお見通しです。売春婦が夫を置き去りにするようにあなた方は私を捨てました。その罪の汚れのために神を知ることが出来なくなってしまったのです。
イスラエルは高慢さゆえに罪に陥ります。罪の重みによろめき、ユダも倒れてしまいます。そうなってやっと、羊や牛を携えて神のもとを訪れますが、神は彼らから離れられた後なので、見いだすことはできません。彼らは私を裏切ったのです。
戦争の罪と罰
ギブアとラマ、ベテルでラッパを吹いて鬨の声をあげなさい。刑罰が下る日が来ればあなた方は瓦礫の山となるのです。ユダの指導者たちの罪に私は憤りを注ぎます。彼らは偶像に頼る決心をしたからです。しみが羊毛を食うように、木材が腐るように私はイスラエルとユダを滅ぼします。イスラエルとユダが困った時、神に頼ろうとはせず、近隣の大国と同盟を結ぼうとしました。しかし彼らはあなた方を助けることはできません。
ライオンが獲物を引き裂くように私はイスラエルとユダを滅ぼします。彼らが罪を認めて、苦しみの中で私を捜し求めるまで私は彼らを放っておきます。