ゼカリヤ書9章 ろばに乗って


「義なる者で、勝利を得、柔和な者で、ろばに乗って。雌ろばの子である、ろばに乗って。」ゼカリヤ書9:9

くぅ~ママのちょっと一言
歴史的に見れば、神の裁きの代理人はアレクサンドロス大王とのことです。アレクサンドロス大王は諸国を滅ぼしますが、エルサレムを破壊することなく通過したとのこと。またイエス・キリストのエルサレム入城の様子が預言されています。権威の象徴であり、戦うための馬ではなく、温和な小さな子ロバにのってやって来られるのです。旧約聖書はイエス・キリストによる人類の救済を預言した書物です。ゼカリヤの預言が新約のイエスキリストにつながり、そして現代の私たちにつながっているというわけです。

聖書要約
諸国民の裁きとイスラエルの救い
このお告げはハドラクとダマスコに関するものです。神はイスラエルだけではなく全世界を見ておられるのです。ダマスコだけではなく、その近隣のハマト、ティルス、シドンにも神の言葉が臨む。「ティルスは自分のために完全武装し、有り余る金銀を集めた。しかし神はそれらの町を完全に滅ぼされる。それを見たアシュケロンやガザ、エクロンは恐怖におびえる。これらの町も完全に滅ぼされる。ペリシテの人々の高ぶりと偶像礼拝を一掃する。残った者は昔のエプス人のようにイスラエルの一族となる。私はわがユダの家のために見張りを置いて守る。もはや敵が襲ってくることはない。娘シオンよ、大いに踊り、歓喜の声をあげよ。あなたがたの王が来られる。神に従い、勝利を与えられた者が高ぶることなくロバに乗って来られる。私は全世界の武装を解除し、平和をもたらす。私はあなた方を救い出す。囚われの身となったあなた方に2倍の報いをしよう。希望を持ちなさい。ユダは私の弓、エフライムは矢だ。」
神は先頭に立って戦われる。敵を打ち負かし、勝どきを上げるでしょう。敵は大打撃を受けて滅びる。神はご自分の民を羊飼いが羊の世話をするように救い出されます。そして王冠に輝く宝石のようにこの地で輝きを放つ者としてくださる。