マタイによる福音書25章 小さな愛の業を喜んでくださる主


「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです」マタイ25:40

くぅ~ママのちょっと一言
花婿を待つ花嫁の友達10人の「待つ」という姿勢から、主の再臨を待つクリスチャンの姿勢が示されています。炎を燃やす為の油を絶やさないということは、いつも聖霊に満たされて主と共に歩む信仰生活を意味しています。主の再臨に際していつも備えをしておくことの大切さが教えられます
二つめは主人からお金を預かったしもべたちのたとえですが、私たちもそれぞれに預けられたタラントンどのように使うかということが問われています。 三つめは最後の審判の様子が書かれています。その時わたしたちはどのような生き方をしたかが問われます。私たちの愛の業をご覧になっている主なる神は、それを「私にしてくれたこと」として喜んでくださり、永遠の命に入れてくださるのです。

聖書要約
グッド「十人のおとめ」のたとえ
天国は十人のおとめがともしびを持って花婿を出迎えることで説明できます。十人の内の五人は賢くてランプの油を十分用意していましたが、残りの五人のおろかなおとめは油の用意をしていませんでした。ところが花婿の到着が遅れて、みんな眠ってしまいまいた。ようやく花婿が到着し、十人のおとめは目を覚ましましたが、5人のともし火は今にも消えそうです。他の5人に油を分けてほしいと頼みましたが、「分けてあげるほどないから、買いに行ってらっしゃい」と言われました。5人が急いで油を買いに行っている間に披露宴会場のドアは閉じられてしまいました。帰ってきた5人は「開けてください」と叫びましたが、主人は「あなたたちのことは知らない」と答えられました。だから目を覚ましていなさい。あなた方はその日を知らないのですから。
グッド「タラントン」のたとえ
天国はまた次のようにたとえられます。ある人が旅行に出かける時に使用人に自分の財産を預けました。一人には5タラントン、もう一人には2タラントン、もう一人には1タラントンを預けました。5タラントンあずかった使用人は商売をしてもう5タラントンもうけました。2タラントンを預った使用人も2タラントンもうけました。1タラントンあずかった使用人は穴を掘って金を隠しておきました。さて主人が帰ってきて、清算を始めました。5タラントン預った者は10タラントンを差し出しました。「忠実な僕だ。よくやった。お前は少しのものにも忠実だったたから、もっと多くのものを管理させよう。」と言われました。2タラントン預った者も4タラントン差出し、同じように褒められました。1タラントン預った使用人は「あなたは厳しい方なので恐ろしくなって地に隠していました。これがあなたのお金です」と1タラントンを差し出しました。主人は答えました。「怠け者の悪い僕だ。その1タラントンを10タラントンを持っているものに与えよ」そしてこの役に立たない僕は暗闇に追い出されました。
グッド全ての民族を裁く
人の子であるメシア(救い主)が栄光に輝いてやって来る時、全ての国民が集められます。そして羊飼いが羊とやぎを分けるように人々を二組に分けられます。右側の人には「祝福された人たち、天の御国に入りなさい。あなたはわたしが空腹だった時に食べさせ、のどが渇いている時に飲ませ、旅人だった時に家に招き、裸の時に服を与え、病気の時や牢に入っている時に見舞ってくれた」するとこれらの正しい人は答えるでしょう。「わたしがいつそのようなことをしたでしょう」と。すると「最も小さな者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」と答えられました。またもっとも小さな者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。こうして永遠の罰を受け、正しい者は永遠の命にあずかるのです。