ルカによる福音書8章 福音のともし火


「燭の上に置いて、入って来た人たちに光が見えるようにします。」ルカ8:16

くぅ~ママのちょっと一言
16節のともし火は福音を表し、入って来る人は異邦人とのこと。福音のともし火で世界が照らされる時がすでにきているということです。
後半は4つの奇跡が書かれています。突風は自然、ヤイロの娘の病は死、出血の女性は病について書かれています。 科学万能といえども、これらを回避することはできません。またゲラサの男は悪霊について書かれていますが、悪霊とは自分の心の中や社会の中にある神に反する力といえます。イエスさまはそれら全て支配される方として私達の中にきてくださいました。

聖書要約
婦人たち、奉仕をする
イエスは十二人の弟子と、神の国のすばらしい知らせを宣べ伝えるため町や村を巡り歩いておられました。病気が癒されたり、悪霊を追い出して頂いた女たちが持ち物を出し合って一行の世話をしました。
「種を蒔く人」のたとえ
イエスは群集にたとえを用いで語られました。「種を蒔いていると、ある種は道端に落ちた。鳥が食べてしまった。石地に落ちた種は芽は出たが、水気がなく枯れてしまった。茨の中に落ちた種は、茨が生い茂り生長できなかった。良い土地に落ちた種は百倍の実を結んだ。みなさん注意深く聞きなさい」
たとえを用いて話す理由
イエスは弟子たちに「あなたたちには神の国の奥義を知らされますが、他の人は『見ても見えず、聞いても理解できない』ようにたとえで話します。これはイザヤがかつて預言したことです」と言われました。
「種を蒔く人」のたとえの説明
「種とは御言葉のこと。御言葉という種が心に蒔かれても、道端に落ちた種はすぐに悪魔に奪い去られ信じることができません。石地に落ちた種は根が張らないので試練に遭うと信仰から身を引いてしまいます。いばらに落ちた種は世の中の楽しいことや思い煩いなどが邪魔をして信仰が育ちません。良い土地に落ちた種はよく御言葉を聞き、忍耐して実を結びます。
ともし火のたとえ
ともしびは入って来る人に光が見えるように燭台に置く。同様に全てが明るみに出る時がきます。
イエスの兄弟
ある日イエスの母と弟たちがイエスに会いに来ましたが、イエスは「神の言葉を聞いて行う人が神さまの家族、兄弟姉妹なのだ」と言われました。
突風を静める
イエスは弟子たちが乗った船に突風が吹きつけました。弟子たちは眠っておられるイエスを起こし、「舟が沈みそうです」と叫びました。イエスが風と荒波をおしかりになると凪になりました。
悪霊に取りつかれたゲラサの人をいやす
悪霊に取りつかれ墓場で暮らす男がイエスを見て、「いと高き神の子、底なしの淵にだけは行かせないでくれ」と言いました。イエスは豚の群れに入ることをお許しになりました。豚は湖にななだれ込み死にました。正気に戻った男はイエスの言われたとおり、町じゅうにこのことを言い広めました。
ヤイロの娘とイエスの服に触れる女
ガリラヤの会堂の管理人の娘が危篤と聞き、イエスはその家に向かいます。途中長血を患っている女性を癒されます。その間にヤイロの娘は亡くなったと伝えられますが、イエスはヤイロの家に行き、娘は眠っているだけだと言います。人々はあざ笑いましたが、イエスは娘を生き返えされました。