ヨハネによる福音書14章 天国への道
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
くぅ~ママのちょっと一言
「心を騒がせるな」という言葉が1節と27節に出てきます。十字架の死を目前にして、弟子たちが動揺することを予測してイエスがおっしゃいました。イエスが地上を去っていかれる目的はわたし達人類に永遠の命が与えられるという祝福が完成するためです。それは永遠に神が私たちと共におられ、神を喜ぶことが出来るようになることです。そのために天に場所を用意しに行くとおっしゃるのです。トマスが「どうしたらそこに行けるのか」と尋ねます。トマスは空間的な道を思ったのでしょう。イエスの答えは「私が道であり、真理であり…」でした。そしてイエスが去った後、父に頼んで聖霊、助け主なる神を送って下さるとおっしゃいます。地上では助け主が導いてくださり、天を見上げれば、わたしたちの永遠の住まいがもう既に用意されているのです。そこは子ども賛美歌の「まもなくかなたの」の歌詞にあるように「水晶より透き通る流れ」がある素晴らしいところだろうと思います。この地上での生活が終われば、そんな素晴らしい天国が約束されていることを楽しみにしながら、神様から「天国に帰っておいで~」と、お声をかけていただくその日まで、主の戒めである「私があなた方を愛したように互いに愛し合いなさい」の御言葉を精一杯守って生きたいと思います。
聖書要約
イエスは父に至る道
「この先どんなことがあっても、心を騒がせてはいけません。神を信じ、何もかもわたしに任せなさい。父(神)のおられるところには家が沢山あります。わたしはあなたたちを迎える家を準備しに行くのです。準備が出来たら迎えに来ます。わたしがどこに行くのか、どうしたらそこに行けるのかあなた方なら分かると思います」とイエスが言われると、トマスが言いました。「私たちには全然わかりません」と。イエスは「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父の下に行くことができない。」と教えられました。フィリポが「御父をお示しください。」と言うと、イエスは「わたしを見た者は父を見たのです。わたしが父の内におり、父はわたしのうちにおられます。わたしが行った奇跡の数々を思い出したら分かるでしょう」また「わたしを信じる者はそれ以上の奇跡を行うことができます。そしてわたしの名前によってどんなことでも願い求めなさい。必ずかなえてあげます」と言われました。
聖霊を与える約束
イエスは言われました。「わたしを愛するなら、わたしの戒めを守りなさい。わたしは父にあなた方に助け主を送って下さるようにお願いしよう。その助け主は絶対あなた方から離れることはありません。世間の人々は聖霊を受け入れません。聖霊を求めることもなければ認めることもしないからです。しかしあなた方は違います。わたしはこの世を去りますが、あなた方を孤児にはしません。それにわたしはまた必ず帰ってきてきます。わたしに従い、私の戒めを守る人はわたしを愛する人です。わたしを愛する人を父は愛して下さいます。そのような人にわたし自身を現わします。」するとユダ(イスカリオテのユダでない)が「なぜ世間の人にご自分を現わされないのですか」と聞くと、「わたしを愛し、わたしの言葉を守る人にだけ、私は自分を現わし、父もその人を愛します。そしてわたしはその人と一緒に住みます。わたしの代わりに助け主が送られる時にわたしが話したことが全て分かるでしょう。わたしが去る前にあなた方への贈物があります。それはわたしの平和、この世が与えるものとは比べ物にならないほどの平和です。だから心を騒がせてはいけません。わたしがこの世を去り、父の下に行くことを喜んでほしいのです。あまり時間がありません。この世の悪の支配者が近づいています。わたしは父を愛しているので、父がせよとおっしゃることを実行します。さあ、立って出かけましょう。」と。