ヨハネによる福音書18章 王なる主イエス
「真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」ヨハネ18:37
くぅ~ママのちょっと一言
この章では食事をしていた2階の広間から、オリーブ山に場面が移ります。そこはいつもイエス様が弟子たちと行った場所です
ユダはイエス様を捕えようとする者たちを率いてやってきましたが、イエス様の言葉を聴いて、彼らは後ずさりして地に倒れてしまいます。なぜなら「それはわたしです」という言葉は「エゴー・エイミ」という神の神聖を表す独特の響きを持った言葉だったからとのことです。しかしイエスは父がお決めになった通り、十字架に架かるために捕えられました。イエスの後をひそかにおってきたペテロは鶏が鳴く前に3度「イエスを知らない」と言ってしまいます。ペテロはこの失態に打ちのめされ、心から悔い改めます。その後、復活のイエスに会い、赦され、主のしもべとして大きな働きをします。
だれでも失敗をすることがあります。赤面するような失敗、申し訳が立たないような失敗、もう立ち上がることが出来ないほど打ちのめされるような失敗…そのような失敗をした時にどうするかが人生の鍵を握っていると思います。失敗をイエスに申し上げ、赦しを請い、悔い改めて、新たな力をいただいて前に進みたいと思います。
聖書要約
裏切られ逮捕される
食事の後、イエスと弟子たちはオリーブ山に行かれました。イエスを捕えようとして、ユダが祭司長や兵隊を連れてやってきます。イエスは「だれを探しているのか」と尋ねられました。「イエスを探している」という答えに対して、イエスは「わたしである」と答えられます。彼らはその言葉を聴いて、後ずさりして地に倒れます。
イエス 大祭司のもとに連行される
イエスは捕えられ縛られて、アンナスの所へ連行されました。アンナスは現役の大祭司カイアファの義父でした。
ペテロイエスを知らないと言う
大祭司の屋敷の中庭に入ることのできる弟子(ヨハネ)がいて、門の外に立っていたペテロを中に入れました。そこで門番の女にイエスの弟子だと指摘され、ペテロはそれを否定します。
大祭司、イエスを尋問する
大祭司はイエスに弟子のこと教えについて尋問をしました。イエスは「わたしは隠れて話したわけではないので、わたしが言ったことは多くの人が知っている」と答えます。その後イエスは大祭司カイアファの所に送られます。
ペテロ重ねてイエスを知らないと言う
同じく中庭で火に当たっていた人に「お前も弟子だ」と言われてペテロは否定します。続けて大祭司のしもべに「弟子の一人だ」と言われ否みます。するとすぐに鶏が鳴きました。
ピラトから尋問される
イエスはカイアファのもとから総督ピラトの下に送られました。彼らは異邦人であるローマ総督の官邸に入って汚れると過ぎ越しの儀式や食事が出来なくなるので、官邸には入りませんでした。そこでピラトがイエスに個人的に尋問しました。しかしピラトはイエスの言葉を理解する事はで来ませんでした。
死刑の判決を受ける
ピラトはイエスに罪を見出すことが出来ないとして、釈放するようにユダヤ人達に言うのですが、ユダヤ人はそれを拒否しました。