使徒の働き6章 役割分担をして助け合う


「私たちは祈りと、みことばの奉仕に専念します。」使徒6:4

くぅ~ママのちょっと一言
エルサレムの教会が拡大するにしたがい、種々の問題も起こってきました。前章のアナニアとサフィラのこともそうですし、ここに書かれているギリシャ語を話すユダヤ人からヘブル語を話すユダヤ人に苦情がでたこともそうです。日々の分配とは食事のことで、財産のある教会員が奉げたもので、日々貧しいやもめに食事の配給が行われていたのです。
現代の教会にも色々な奉仕があります。み言葉をとりつぐこと。祈ること。教会学校で教えること。各部(女性部、青年部など)のお世話。お台所のこと。お掃除。奏楽。事務的なこと。会計の事。写真の管理、ホームページの管理…など。どの奉仕がより大切と言う事はなく、全てが大切な主のご用なのだと思います。
しかし人間の心の中には「人より優位に立ちたい」という気持ちがあります。共産主義の崩壊はこの人間の本質を見誤った為だと言われていますが、クリスチャンである私達は主にあって認め合い、許しあいながら笑顔の絶えない教会生活をしていきたいと思います。役割分担で助け合いながら、お互いに感謝の気持ちで末永いおつきあいをしていきたいのです。
ステファノは、民衆の異質なものを排除しようとする心、自分よりすばらしい者に対する脅威とねたみの心によって偽証を並べたてられて逮捕されます。イエスの逮捕の時と似ています。わたしたちはそのような間違いを犯すことがないようにとしたいです。

聖書要約
グッドステファノたち七人の選出
弟子の数がどんどん増えて来ると、内部から不満の声が出るようになりました。それはギリシャ語を話すユダヤ人の未亡人たちが、食料の配給のことで不当に扱われていると、へブル語を話すユダヤ人に苦情が出たのです。そこで12人の弟子は信徒を集めて提案しました。「わたしたちが神の言葉を伝えることに専念できるように、これらの仕事をするのにふさわしい、霊と知恵に満ちた者7名を選出しましょう」と。このようにして7名の者が選ばれました。こうして益々神の言葉が広まり、弟子の数も増えていきました。
グッドステファノの逮捕
食事の分配のご用に選ばれた七人の一人、ステファノは恵と力とに満ち、素晴らしい不思議な業としるしを行っていました。ところがユダヤ教の一派の人々がステファノに議論をふきかけました。すると他の外国から帰って来たユダ人たちも仲間に加わってきました。しかし霊に満たされたステファノには歯が立ちません。ついにステファノは偽証をたてられ、捕らわれてしまいました。「ステファノが『イエスが神殿を破壊して、モーセの律法を無効にする』と言っているのを聞きました。」と。皆ステファノを注目しましたが、その顔は天使のように見えました。