使徒の働き20章 走るべき行程

「けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。」使徒20:24

くぅ~ママのちょっと一言
パウロが3年間を費やしたエフェソの伝道を終え、マケドニアに行きます。(ここでテトスと会い、コリントの教会の様子を聞いて安心します)さらに多くの人を励ましながらギリシャに向います。ギリシャでは主にコリントに滞在しました。(ここでローマ人への手紙を書きます。)それからコリントからの献金を携えてエルサレムへと向ったのでした
またパウロはエフェソには立ち寄りませんでしたが、長老達を呼び寄せます。そしてパウロのエフェソに対して、熱い思いを込めた語ったのが18節から35節までの告別説教です。
パウロはエフェソの教会の今後のことを案じて心を込めて説教をしました。外からの攻撃、また内からの分裂などから、信仰が守られるように目を覚ましていなさいと語ります。そしてその決め手となる生き方は…聖書に精通して、雄弁に説教が出来ることでもなければ、権力を持つことでもなければ、組織固めをすることでもないのです。信仰を固く守る武器は「受けるより与える」生き方、仕える生き方なのです。損と思われることを私が引き受けることで、愛の力や神の知恵である「愛の武器」が与えられるのだと思います。

聖書要約
グッドパウロマケドニア州とギリシャに行く
騒動が治まった後、パウロは弟子たちを励ましてからマケドニアに出発しました。地方を巡り歩き、人々を励ましながらギリシャに来て、そこで3カ月過ごしました。シリア州に船出しようとしているときに、ユダヤ人たちがパウロの命を狙っていると言うことが分かり、北のマケドニアを通って変えることにしました。7人の同行者は先に行って、トロアスでパウロと落ち合いました。
グッドパウロ若者を生き返えらせる
出発の前夜の日曜日、パウロの説教を聞こうと人々が集まっていましたが、話が夜中まで続き、窓に腰をかけて聞いていたエウティコと言う青年が3階から落ちて死にます。パウロは降りていってその青年を生き返らせます。人々は生き返った青年を連れて帰り、大いに慰められました。
グッドトロアスからミレトスまでの船旅
陸路を行くパウロとアソスで落ち合い、ミティレネ、キオス島、サモス島を過ぎ、ミレトスに着きました。そこで3,4日停泊しました。エフェソに行きたい気持ちがあったのですが、五旬祭にはエルサレムに着いておきたくて、道を急ぎました。
グッドエフェソの長老達に別れを告げる
パウロはミレトスからエフェソに人をやって、長老達を呼び寄せました。集まってきた人たちにパウロは次のように話しました①試練に遭いながら主に仕えてきたこと②悔い改めと主イエスに対する信仰を力強く証してきたこと③霊に促されて今、エルサレムに行こうとしていること④そこには苦難が待ち受けているだろうこと⑤今までも聖霊が示される所を走り通してきた⑥これからもその任務を果たすことが出来れば命を惜しいとは思わない。そしてもう二度と顔を見ることがないとこを告げた上で、長老達、エフェソの教会の人々の信仰が弱らないように励まします。そしてパウロ自身が生きてきたのと同じように、信仰生活を守ることを勧めます。それはイエスキリストが示された生き方でもあります。すなわち「受けるより与える方が幸いである」ということです。そして涙の祈りと別れをしたのでした。