使徒言行録24章 信じ抜く
「そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、最善を尽くしています。」使徒24:16
くぅ~ママのちょっと一言
パウロは自分の置かれた状況がどんなに変わっても、変わらない信念を持っており、その信念を貫きとおしました。神の方を向いて生きるのか、人の方を見て生きるのかで、人生の選択や、楽しみ方は違ってきます。人に理解されなくても、神の方を向いて生きることこそクリスチャンの生き方です。パウロがイエスを見つめ続けて、信念を持って生きてきたように、信仰に固く立って生きていきたいです。
聖書要約
パウロ、フェリクスの前で訴えられる
5日の後、アナニア大祭司一団が弁護士を伴って、パウロをローマ総督に訴えるためにカイサリアにやってきました。一緒に来た弁護士のテルティロは「陛下のお蔭で平和で穏やかな暮らしができ感謝しています。さて、何卒お聞きください。このパウロは疫病のような男で、ナザレのイエスの一派の首謀者で、世界中のユダヤ人をたきつけて、ローマに反逆を起こそうとしています。その上神殿まで汚したのです。」と言いました。他のユダヤ人もその通りだと告訴しました。
パウロ、フェリクスの前で弁明する
総督はパウロに答弁の機会を与えました。パウロは「エルサレムに来てまだ12日しか経っておらず、誰とも争ったことはありません。わたしを告発していることについても証拠を上げることができません。しかしわたしは、彼らが異端と言っている救いの道を信じています。それは先祖の神に仕えることなのです。ユダヤ人の律法も、イエスの復活も信じていますから、人の前でも神の前にも責められることがないように努力しています。私はエルサレムの仲間にささげ物をもって帰ってきて、請願のために宮に入ったところを捕らえられ、証人すら確保せずに訴えられているこのです」と弁明しました。フェリクスは事情が分かってき、裁判を延期することにします。パウロは軟禁状態で拘束されることになりました。
パウロ、カイサリアで監禁される。
フェリクスはユダヤ人の妻とやってきてパウロを呼び出しては、パウロからキリスト教のことを聞きました。総督も興味を持って聞くのですが、神の義である正義や神を信じるゆえの節制や来るべき裁きについて触れると恐ろしくなり聞くに堪えれなくなりました。またパウロを監禁したのは、ユダヤ人に気に入られたいという気持ちや、賄賂を期待していたのです。その彼は2年経って、後任者に引き継がれました。