Ⅰコリント人への手紙16章 愛に根ざして行う

「目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。雄々しく、強くありなさい。一切のことを、愛をもって行いなさい。」Ⅰコリント16:13・14

くぅ~ママのちょっと一言
パウロはエフェソでこの手紙を書いています。五旬祭まではエフェソに滞在し、その後マケドニア経由でコリントに行く宣教計画をこの手紙で伝えています。この最終章では、コリントの教会からの質問の一つである、エルサレムの教会への献金につてパウロは答えました。パウロはガラテヤの諸教会にも既に献金の依頼をしていました。それには4つの目的がありました。一つはエルサレムの経済を支えるため、またユダヤのクリスチャンから受けた霊的恵みへの感謝を現わすため、そしてパウロがエルサレムのクリスチャンと交わした約束を守るため、なによりも使徒の建てた教会と異邦人の教会が一致することをパウロは願っていたのです。
パウロがコリントの信徒に宛てた言葉は相当きつい口調であったと思われますが、愛に根ざしたものでした。そのような心の底にある愛がすぐには相手に伝わらないことがあります。浅い関係ならそれなりに関係が結べても、本当に親身に思う相手に思いが伝わっていないと感じる時ほど辛いことはありません。本当に人間関係は難しいです。そのような時、主が執り成して下さるように祈ることができます。また人には理解されなくても、神様がご存知だということで心に平安を保てることができます。

聖書要約
グッドエルサレム教会信徒のための募金
エルサレムのクリスチャンへの献金についてですが、日曜日ごとに、各自が1週間に得た収入に応じて献金するようにしておきなさい。私が行ってから集めるようなことがないように。そちらについてからあなた方の中から信頼できる人を選び、手紙を添えて、エルサレムに派遣しましょう。私も同行する方が良ければそうします。
グッド旅行の計画
私はまずマケドニア経由でそちらに行きます。そしてコリントには立ち寄るというようなことはしたくありません。冬を越すくらい長期に滞在したいと思っています。そしてあなた方に見送られて次の目的地に向かうつもりです。ただ、五旬節が終わるまではエペソにいます。ここで福音を伝えるための門戸が広く開かれているからです。しかしそれだけにまた敵対する者も大勢いるのですが…
この手紙を託すテモテを歓待してやってください。そこでのすばらしい経験を胸に私の所に帰って来ることができるようにしてやってください。わたしはアポロにもそちらに行くように勧めたのですが、彼はそれが御心と思えなかったようです。良い機会があれば行くでしょう。
グッド結びの言葉
目を覚ましていなさい。何事にも愛を持ってしなさい。とパウロは言います。そしてステファナ、フォルトナト、アカイコ、アキラ、プリスカなどすばらしい働きをした人たちを重んじ、仲良くしなさい。この手紙の最後の言葉は私が自分で書きます。「主を愛さない者は、神から見捨てられるがいい。マラナ・タ(主よ来たりませ)。主イエスの恵みがあなた方と共にありますように。