Ⅰテサロニケ人への手紙4章 主が再び来られる時に
「イエスが死んで復活された、と私たちが信じているなら、神はまた同じように、イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです。」Ⅰテサロニケ4:14
くぅ~ママのちょっと一言
4章は大きく3つのことが書かれています。一つ目はみだらな行いを避け、聖なる生活をすることです。テサロニケが位置したギリシャは性的な乱れが日常化しており、宗教的にも一種の恍惚状態になることを求め、それが性的解放となっていたということなのですが、そのような中にあって、「聖なるものとなることを求めなさい。品位のある結婚生活、また異教徒のように汚れた肉欲におぼれてはいけない」と、パウロは教えました。
神に喜ばれる生活の二つめは兄弟愛についてです。「このことについては書く必要がないほど、テサロニケの信徒たちの愛は国中のすべての兄弟に届いている」と、パウロからの賞賛の言葉が書かれています。さらにパウロが勧めるのは静かな生活、仕事に励み、喜んで自ら働くように心がけること。そうすればクリスチャンでない人からでも尊敬され、信用されるとパウロは教えます。
3つ目のことは再臨に際してのことです。わたしたちは自分のいのちが終わる時には、必ずイエスが迎えにきてくださると信じています。そして再臨のときがきたら既に死んだ者も今生きているクリスチャンもともに神のそばで憩うことができるということなのです。だから死は暗黒というイメージより、むしろ希望なのです。いのちの最後を迎えた後がさらにすばらしい。このことを目標にして今日もいのちを燃やして生きていけるのだと思います。
聖書要約
神に喜ばれる生活
愛する皆さん、さらに付け加えます。どうしたら神に喜ばれる生活ができるのかをあなたたちはわたしから学びました。あなたたちはそのように生活していますが、さらに熱心にその歩みを続けてください。神が望んでおられることは、あなた方がきよくなることです。それはみだらな行いを避け、聖なる生活をすることです。あらゆる不品行をさけて、品位のある結婚生活を送りなさい。異教徒のように汚れた肉欲におぼれてはいけません。他人の妻を横取りしてはいけません。神はこれらのことに罰をお与えになります。神がわたしたちを招かれたのは聖なる生活をするためであり、これを拒むことは、わたしたちに聖霊を与えて下さった神を拒むことになるのです。
兄弟愛について書く必要がないと確信しています。あなたたちの愛は国中のすべての兄弟に届いていますが、さらに兄弟愛を求めなさい。ますます静かな生活、仕事に励み、喜んで自ら働くように心がけなさい。そうすればクリスチャンでない人からでも尊敬され、信用されます。
主は来られる
皆さんはクリスチャンが死んだらどうなるか知ってほしいのです。希望を持たない人々のように嘆き悲しむことはありません。わたしたちはイエスが死んで復活されたことを信じています。イエスキリストが再び来られる、再臨の時にすでにこの世を去ったクリスチャンも連れ戻して下さいます。主から直接お聞きしたことを伝えるのですが、再臨の時にすでに墓の中にいる者を差し置いてわたしたちが主にであうことはありません。再臨にさいしてまず①合図の号令が鳴る。②大天使の声が聞こえる。③神のラッパが鳴り響く。④主が天から降ってこられる。⑤クリスチャンで既に亡くなっている人が復活する。⑥今生きているクリスチャンたちが空中で主と出会う為に先に復活した人たちと一緒に雲に包まれて引き上げられる。⑦いつまでも主と共にいることになる。このことを信じて互いに慰め合い、励まし合いなさい。