Ⅱテサロニケ人への手紙3章 神の目に善しとされること
「兄弟たち、あなたがたは、たゆまず良い働きをしなさい。」Ⅱテサロニケ3:13
助産師永原のちょっと一言
主の日を待つ姿勢が書かれています。黙々と働き、喜んでよい行いをする生活と書かれています。だらだら過ごす人を避けるようにとパウロは言います。なぜ、だらだらと生活するクリスチャンが問題となったかは異なる見解があるようですが、2章でも触れられた再臨が近いと予想したことが原因なのか、兄弟を誤解して、他の信者の善意を利用しようとしたのか…たとえそうであっても、教会は教会の助けを必要としている者への援助を止めてはならないと注解書に書かれています。人間的には難しいことかもしれませんが、神がその行為を見ておられることに心を向けたいと思います。但し、その行為の動機が善からでているなら、神はその人に報いて下さるでしょう。同じ援助を続けても、動機が不純なら、神はその行為をよしとはされないでしょう。また兄弟の愛を利用する者の心も神はご存知です。もし神がよしとされないなら、神が裁いて下さるでしょう。どちらにしても主の目に正しいことを行いたいと思います。それが与えられた自分自身の命を真実に誠実に生きることなのだと思います。
聖書要約
わたしたちのために祈ってください
テサロニケの信徒の皆さん、どうかわたしのために祈ってください。一つは神の言葉がいたるところで速やかに広まり、沢山の人が神の言葉に従うことができるよう、もう一つはわたしたちが悪い連中の手から救い出されるようにということです。主は真実な方ですから、必ずあなた方を守ってくださいます。あなた方はこれからもわたしの教えを実行してくれると確信しています。神の愛とキリストが忍耐されたことをますますあなた方が深く理解することができますように。
怠惰な生活を戒める
テサロニケの信徒達の皆さん、イエス・キリストの名によって命じます。あなた方の中にはぶらぶらと日を過ごしている人たちがいるようですが、その人たちを避けなさい。わたしはそちらにいる時にだらだらした生活をしたことがあるでしょうか。援助を受けず昼夜働いてあなたがたに伝道したのは、あなた達に模範を示す為だったのです。黙々と仕事に精を出しなさい。そして生き生きと正しい行いをしなさい。そしてもしこの教えに従わない人がいたら、関わらないようにしなさい。但し、敵視するのではなく、兄弟として忠告しなさい。とパウロは教えました。
結びの言葉
いついかなる場合にもあなたがたに平和をお与えくださるように。自筆の手紙を送ります。