Ⅰテモテへの手紙2章 為政者のために祈る

「すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい。」Ⅰテモテ2:1

くぅ~ママのちょっと一言
2章ではパウロがテモテに2つの勧めをしています。
為政者のために祈る事は本当に大切です。私たちの生活に直結しているからです。日本の国が間違いを犯さず、進んでいくことができるように祈りたいと思うのです。日本だけではなく世界の政治家たちのために祈りたいと思います。
また女性が教えたり男の上に立つのを許さないとパウロは言うのですが、パウロが女性を常にそのように見ているわけではありません。あるところでは女性の信徒を同労者と呼んでいます。ではなぜこのようは女性蔑視とも受け取れる文章を手紙に書いたのでしょう。もしかしたら間違った教えが横行するエフェソの中で、特に教会を乱す女性たちがめだったのかもしれません。また創世記のエバの失敗を犯さないようにという意味が込められているのかもしれません。
その後に続く、「子を産むことで救われる」という言葉もそのまま受け取ることができない文章だと思います。なぜなら主イエスを信じる信仰によってのみ救われるのですから。注解書によるとこの「子」というのは特定の子、すなわち救い主の誕生と読むとよいとのことでしたので、上記のような表現にしましたが、意訳すぎるかもしれません。

聖書要約
祈りに関する教え
あなた方に次のことを勧めます。全ての人々のために神の憐れみがあるように熱心に祈り、執り成しなさい。やがて彼らに注がれる恵みに対して感謝をささげなさい。王や権威ある人たち、重責を担っている人たちのためにも祈りなさい。それは主の導きを信じて私たちが平穏に暮らすためであり、それは神に喜ばれるためであり、すべての人が真理を理解して救われることにつながることになるのです。その真理とは神と人との断絶してしまった関係を、キリストが十字架にかかられることによって仲介してくださったということです。そのことを異邦人(ユダヤ人以外)に伝道する使命を与えられているのがこのわたし、パウロなのです。
 もう一つの願いは男性は罪を犯さないで、怒らず、清い手を上げて祈ること。男性にお願いしたように女性にもお願いします。それは態度、服装、行為において控えめに慎み深く身を飾るように。そして女性が教えたり男の上に立ってはいけません。神は最初に男性であるアダムを造られ、その後女性であるエバをお造りになったからです。また最初に罪を犯したのはエバでした。しかし信仰と愛に満ちた生活をするなら、女性マリアが救い主を産んだことによって私たちは救われるのです。