Ⅰテモテへの手紙3章 牧師、教会役員の資格

「また、教会の外の人々にも評判の良い人でなければなりません。」Ⅰテモテ3:7

くぅ~ママのちょっと一言
初代教会では早くから教会の組織化が行われていたようです。エフェソもそのような教会でした。組織化に伴い、役を担う人の資格は重要な問題です。3章ではそのことが書かれています。
資格の項目の特徴は、家柄とか裕福であるというような、この世の価値観ではありません。「一人の妻の夫」とは当時一夫多妻が当然の世の中でしたので、非常の特殊な生き方だったと思います。しかし一夫多妻は相手を真実に愛することはできません。また、酒におぼれるなとか大酒を禁止しています。クリスチャンは酒を飲まないとかタバコを吸わないといわれますが、「飲まない、吸わないのがクリスチャン」ではないのです。主から頂いた体を害することへの申し訳なさからタバコは吸わないわけで、吸わないことが信仰の本質ではありません。形ではないのです。
最後の6行の詩はイエスキリストの受肉(誕生)から十字架、福音宣教、福音に対する応答、召天、を示しています。

聖書要約
監督の資格
人が牧師になりたいと願う事は素晴らしいことです。牧師になる人は一人の妻の夫、勤勉、思慮深い、礼儀正しい、客をもてなす、有能な教師である事。酒におぼれず、乱暴をしない、親切、金銭に執着しない、良い家庭の主人であること。クリスチャンになってまだ日の浅い人ではいけません。そして教会以外でも良い評判を得ていることです。
奉仕者の資格
教会で奉仕する役員も、うそをつかない、大酒を飲まない、お金に執着しない、真心を持って主に仕える人でなければなりません。一人の妻の夫、円満な家庭の主人であり審査を受ける必要があります。役員の妻についても酒や陰口を慎み、忠実な信徒である事。そのような働きは人の信仰にも役立つし、自分の信仰も益々強められ、二重の報いを受けます。
信者に秘められた真理
わたしは近々あなたたちの所へ訪問したいと思っていますが、念のために手紙を書いています。生ける神の教会のために、どのような人を選ぶかを知ってもらいたいのです。生ける神の教会は真理を柱と土台にしています。私たちが信仰している奥義はすばらしいものです。すなわち、キリストは人として地上に来られ、霊において汚れなく、天使たちに仕えられ、世界中で信じられて、栄光の内に天に上げられたのです。