ペテロの手紙第一2章 乳飲み子のように慕い求める

「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、霊の乳を慕い求めなさい。」ペテロの手紙第一2:2

助産師永原のちょっと一言
「だから」から2章は始まっていますが、1章の23節の「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです」「だから…(成長しなさい)」とつながります。ペテロは離散して異郷の国で生きる人たちが直面する多くの問題を思いながら信仰生活のあり方を説きます。
また為政者のために祈るのはクリスチャンの役目です。国家が間違った方向に行くことがないように祈ります。日本の総理大臣のために、アメリカの大統領のために祈るわけです。私の祈りは小さいかもしれませんが、主はこの小さな祈りを聞いて下さると信じて祈ります。。そして少なくとも、信仰の自由が保障されている日本でクリスチャンとして祈りの生活ができることに感謝したいと思います。

聖書要約
生きた石、聖なる国民
憎むことや善人ぶること、不正直、ねたみ悪口から遠ざかり、乳飲み子のように熱心に救われることを祈り求めなさい。あなた方が霊的に成長するためです。そして憐れみ深いキリストに近づきなさい。人々はキリストを見捨てましたが。主はキリストを土台として神の家を建てられたのです。あなた方も神の家を建てあげる土台(石)となったのです。しかも神の祭司として選ばれたのです。神に喜ばれる霊的ないけにえをイエスを通して神にささげなさい。そのことは旧約聖書に預言されている通りです。「家を建てる時の要石であるイエスを人々は捨てたが、神には尊い石である。また聖書の御言葉を信じない者にはつまづきの石となる」と。
しかしあなたがたは神に選ばれた者たちです。暗闇から光の世界で生きるようにと救い出してくださった神を広く伝えるために選ばれたのです。そしてそのことも旧約聖書ホセア書2:23に預言されています。「かつては神の民ではなかったが、今は神の民であり、憐れみを受けなかったが、今は憐れみを受けている」と。
神の僕として生きよ
愛する人たち、あなたがたに勧めます。あなたがたはこの地上では単なる旅人です。故郷は天にあるのですから、この世の快楽から遠ざかりなさい。また、この世の社会のルールにしたがって生きなさい。善を行いなさい。ただ神に従うという自由はありますが、その自由を悪事を覆い隠すために使ってはなりません。神のしもべとしてすべての人を敬い、クリスチャン同志愛のある交わりを保つこと、そして国家を尊びなさい。
召使たちへの勧め
召使は主人に従いなさい。良い主人であっても、悪い主人であってもです。もし不当な扱いを受けても耐えなさい。神がそれに報いてくださいます。イエスキリストはまさにそのような十字架の道を歩まれました。そしてキリストが傷つくことで私達の傷は癒されました。私達は神からはなれて迷子の羊のようでしたが、今ではどんなことからも守って下さる神の元に帰ってきたのです。