Ⅰヨハネの手紙4章 ここに愛がある

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」Ⅰヨハネ4:10

助産師永原のちょっと一言
この手紙のテーマは「神との交わり」だそうです。わたしが神の内におり。神がわたしの内におられることを繰り返し述べています。「神は愛です」から、愛にとどまっている人は神の内にとどまっている人であり、神がその人のうちにとどまってくださいます。愛は神そのものです。この神を自分で選び、信じる決心をしたと思いがちですが、そうではなく、神が私をまず愛して、罪を取り除き永遠のいのちを与えてくださったのです。神の一方的な「愛」がわたしたちに差し出されたのです。それを素直に頂いけば、それでいいのです。

聖書要約
偽りの霊と真霊
愛する者たち、偽りの霊と真実の霊を見分けなさい。イエスキリストが肉体を持ってこの世に人として来られたということを、公に言いあらわす霊だけが、神から出た霊です。反キリストの霊は偽預言者の偽りの霊です。わたしたちは神に属しており、偽預言者たちに打ち勝っています。神は偽預言者たちよりはるかに強いからです。偽りの霊に属している人は、この世のことに心が奪われますが、神に属している人たちは、わたしが語る言葉に耳を傾けます。私の言葉に耳を貸さないものは神に属していないのです。これが偽りの霊と真実の霊の見分ける方法です。
神は愛
愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているので、人を愛する者は、自分が神の子であることを証明するばかりか、もっと深く神を知ることができます。反対に神を愛さない者は神を知らないということです。神はひとり子をこの世にお遣わしになりました。それは私達に新しい永遠の命を与える為でした。これが神がわたしたちに示された愛です。「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を贖ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」このように神に愛されたのだから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。そしてわたしたちが愛し合うなら神はわたしたちのうちにとどまってくださいます。神の力である聖霊をわたしたちに与えてくださったことが、神がわたしたちと共に歩んでくださる証拠です。「イエスは神の子」と公に宣べ伝える人の内に神は共にいてくださいます。神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまっているのです。そして神もその人の内にとどまってくださいます。愛には恐れがありません。神がどれだけわたしたちを愛してくださっているかを知ったなら、何を恐れることがあるでしょうか。神がまずわたしたちを愛してくださったから、わたしたちは愛するのです。神を愛しているなら、目の前の人々をも愛すべきです。これが神が命じておられることです。