ヨハネの黙示録2章 苦難の中でも主に忠実に生きる

「死に至るまで忠実でありなさい。」黙示録2:10

くぅ~ママのちょっと一言
4つの教会への手紙が記されています。手紙の前に色々な表現で「~がこう言われる」と書かれていますが、全てイエス・キリストを指しています。エフェソはアジア州の中では最大の都市です。スミルナはエフェソと競い合うほどの重要な都市です。10日間とはわずかな間、または一定の期間で終わりがあるという意味。ペルガモンは政治と文化の中心地、また蛇の紋章のアスクレピオス神殿があり、皇帝礼拝の中心地でもあります。ティアティラは交通の便がよく商工業が栄えた町で、多くの同業組合があった町です。イゼベルとは旧約聖書のバハブ王の悪妻を指していますが、悪の象徴として表現されています。これらの手紙には慰めと忠告が織り交ざって書かれています。「あなたの労苦を知っています。」とか「信仰を捨てなかった」など主から信仰を認められるという事はなんと大きな慰めでしょう。そして指摘されたことを悔い改め、信仰を守り通すことによって祝福と永遠の命が与えられます。それを「命の木の実、第二の死から免れる、マナと白い石、明けの明星」などの表現で書かれています。

聖書要約
エフェソにある教会にあてた手紙

エフェソにある教会の指導者に次のような手紙を書き送りなさい各教会を巡り、右手で教会を支えておられる方が言われる。「わたしはあなた方の良い行いと、多くの労苦と忍耐を知っている。私の名のためによく忍耐してくれた。しかしあなたに言うべきことがある。あなたは初めのころの愛から離れてしまった。どうしてそうなったかを考えて、初めの愛に立ち返りなさい。もし悔い改めなければ、あなたの燭台を取り除けてしまおう。しかしニコライ派の行いを憎んでいる事はほめることができる。信仰の勝利を得るものは天国で命の実を食べさせてあげよう。」
スミルナにある教会にあてた手紙
スミルナにある教会の指導者に次のような手紙を送りなさい。「初めであり、終わりであり、死んだ後復活された方が言われる。あなたは主のために苦しみ、貧しさに耐えてきた。あなた方を非難している者は実はユダヤ人ではなく、悪なる力に支配された者たちなのだ。恐れる事はない。あなた方の信仰を試そうと10日間牢獄に入れるが、あなた方は「死に至るまで忠実であれ」そうすれば命の冠を授けよう。聖霊のお告げに耳を傾ける者は、神から永遠に捨て去られることはない。」
ペルガモンにある教会にあてた手紙
ペルガモンにある教会の指導者に次の手紙を送りなさい。「両刃の剣を持つ方が言われる。あなたの住んでいるところは悪魔の王座がある。そこでよく信仰を守っている。しかし少しばかり言うべきことがある。あなたは教会の中でバラムの偶像礼拝や性的な乱れを見過ごしている。またバラムの教えに陥った者もいる。聖霊が教会に告げる教えをよく聞きなさい。信仰に勝利する者には天から降る神の恵みのマナを頂くことが出来る。そして神が与えてくださる祝福の石を頂くことが出来る」
ティアティラにある教会にあてた手紙
ティアティラにある教会の指導者に次のような手紙を送りなさい。「炎のような目と、しんちゅうのように輝く足を持つ神の子が言われる。あなたの親切や信仰、奉仕、忍耐、またたゆまず成長し続けていることも知っている。しかしあなたに非難すべきことがある。あなたはイゼベルという女を放任している。性的な乱れ、偶像礼拝を勧めるイゼベルに考えを改める機会を与えたが、彼女はそれを拒んだ。あなた方にはそれぞれの行いによって報いをあたえよう。私がそちらに行くまで、信仰を固く守りなさい。そうすれば諸国民を支配する権威を与えよう。私は彼女らを砕きます。あなた方は明けの明星であるキリストとつながることが出来るのです。」