ヨハネの黙示録17章 主と共にいる者には勝利が与えられる

子羊とともにいる者たちは、召されて選ばれた忠実な者たちです。」黙示録17:14

くぅ~ママのちょっと一言
大バビロンとは文字通りではなくローマを代表する神に反逆する権力を指し、あらゆる宗教的腐敗、道徳的腐敗の根源を意味します。
大水とは もろもろの民族、国民を示しており、淫婦とはあらゆる民族の上に君臨する大帝国が、神から離れ、偶像崇拝に陥っている様子を表現しています。そして他の王達も協力して神に反逆し、人々も神に背いて罪と快楽に生きることを示しています。
女は殉教した血に酔いしれていていたと書かれていますが、これはローマでの迫害の厳しさを表しています。
ヨハネはそれを見て驚きます。なぜなら天使の言葉から、この女が滅ぼされることを期待していたのに、その逆だったからです。しかし天使はその解き明かしをします。「この獣は前にいたが、今はいません。やがて上ってくる。」と。それはローマの悪皇帝ネロは死んでも再び現れると言い伝えられていることを指しているとのこと。また7つの頭とはローマの7つの丘を指し、7人の王とは歴代のローマ皇帝とのこと。彼らは獣に権威をゆだねますが、やがては小羊イエスと戦って敗北します。
さらにあの淫婦は王達に滅ぼされると書かれていますが、それは大帝国は内部分裂により滅亡するとのこと。
ローマの迫害が激しさを増し、ローマが益々勢いづいている時に、ローマが滅びることが黙示的に語られているのです。だれがそのようなことを予測できたでしょうか。
現代を生きる私達も先の事は分かりません。しかし主はその手に握っておられます。これから先の主のご計画に、私も参与させていただけたらどんなにすばらしいことでしょう。たとえ結果を見ることが出来なくても、主のご計画に参与した人生を全うするなら、これほど幸いなことはないのではないかと思います。

聖書要約
大淫婦が裁かれる
災害の鉢を注いだ7人の天使の内の一人がわたしに近づいて話しかけました。「地の大水の上に座っている悪名高い淫婦がどんな目に遭うか見せてあげましょう」。大水とは もろもろの民族、国民を示しており、地上の王たちは、この女とみだらな関係を結び、この女の不正の酒に酔ってしまいました。 天使は今度はわたしを荒野に連れて行きました。わたしは赤い獣にまたがる女の姿を見ました。(獣は海から上がってきた獣とのこと。)全身神を冒涜する言葉が書かれていました。女は贅沢を象徴する身なりをしており、みだらな行為であふれた杯を持っていました。そして額には「大バビロン、みだらな女たちや地上の忌まわしい者たちの母」と書かれていました。この女は殉教した血に酔いしれていていました。わたしはその女を見て驚きました。すると天使は「この獣は前にいたが、今はいません。やがて上ってくる。」と教えてくれました。そして7つの頭とはローマの7つの丘を指し、7人の王を意味します。5人は倒れましたが、第6の王は今君臨しています。第7の王はやがて来るでしょう。でもその王座は長くありません。10本の角は10人の王を表します。彼らは一致団結して、獣に権威をゆだねますが、やがては小羊イエスと戦って敗北します。
天使はやがてあの淫婦が王達に滅ぼされると言います。女とは大きな都のことです。