創世記34章 約束の地での最初の試練

「レアがヤコブに産んだ娘ディナは、その土地の娘たちを訪ねようと出かけて行った。すると、その土地の族長であるヒビ人ハモルの子シェケムが彼女を見て、これを捕らえ、これと寝て辱めた。」創世記34:1-2

助産師永原のちょっと一言
ヤコブ物語としては独立して成立した物語ということです。カナン人との結婚を否定的に捉えていますが、神の民の純潔を守るために、大切な選択だったのです。しかしその方法が正しかったかはわかりません。ヤコブの困惑からもそれが読み取れます。ディナの軽はずみな行動が大きな事件に発展してしまったのですが、クリスチャンとしてこの世ことに関わる時にはやはり思慮をもって臨まなければならないということを教えられる事件と捉えることができるのではないでしょうか。特に「性」については聖書に基づいた考え方を世に示しく役割がクリスチャンにはあると思うのです。

聖書要約
シケムでの出来事
ある日のこと、レアの娘のディナはカナンの土地の娘のところに遊びに出かけました。ところがその土地の首長であるヒビ族のハモルの息子シケムに辱めを受けます。シケムは父ハモルにディナとの結婚が出来るように話をまとめてほしいと頼みます。そこでハモルはヤコブのところにきて、息子はいい加減な気持ちでしたのではなく、真剣にあなたの娘さんを妻に欲しいと思っていることを伝え、お望みのものは何でも差し上げるから、ディナを妻に欲しいと頼みました。
しかしヤコブの息子たちはシケムとハモルをだまして、「あなたたちの男性がみな割礼を受けて、我々と同じようになれば、あなたたちに同意しましょう」と言いました。ハモルとシケムは町の議会でこのことを次のように提案しました。「あの人たちは味方だ。ここに住んでもらって自由に商売をしてもらおう。ただ条件があるが、その条件は簡単なことだ。そうすれば彼らのものは全部我々のものになる」と。そこで町の男性はすべて割礼を受けることになりました。ところがそれから3日後、まだ傷が癒えていないころにディナの兄シメオンとレビが町に攻め込んだのです。男性をすべて殺し、ディナを取り戻し、町のものを略奪し、女子どもは捕虜として全財産を取り上げてしまいました。ヤコブはそのやり方のひどさに「困ったことをしてくれたものだ。土地のカナン人やペリジ人に攻められたら、我々の小さな家族はひとたまりもないというのに」と攻めました。しかし二人は妹を娼婦のように扱われても構わないのですか」と反論しました。