出エジプト記6章 主の言葉の重み

「「わたしはである。わたしがあなたに語ることをみな、エジプトの王ファラオに告げよ。」」出エジプト6:29

くぅ~ママのちょっと一言
出エジプトという偉業を成し遂げたモーセですが、最初は神の言葉を拒否し続けました。「わたしは主である」という神の言葉が、出エジプトの中にはここを含めて13か所でて来ます。これは神の言葉の決定的な重みを表しています。その神がファラオに神の言葉を伝えよと命じられるのですが、モーセは尻込みします。「唇に割礼がない」とモーセは言いますが、割礼とは神の働きに敏感になるという意味があるので、私は神の言葉を語ることが出来ないと言っているのです。そのようなモーセに神はアロンを助け手として与えてくださいました。この章の中には、これから神の壮大なご計画を遂行していくモーセとアロンの系図が挿入されています。

聖書要約
神はモーセに言われました。「王はどうにもならなくなってから、ようやくイスラエルの民がエジプトを出ることを許可する。というよりむしろ国から追い出さないわけにはいかなくなるように、わたしがそのようにさせるのだ」と。
モーセの使命
神はモーセに言われました。「私は主である。わたしはアブラハム、イサク、ヤコブに全能の神(エール。シャダイ)として現れた神である。そのときは主(ヤーウェ)と言う名は教えなかったが…。私は彼らに当時寄留の地であったカナンの地を与えると約束した。そして今イスラエル人がエジプトの奴隷となって苦しんでいる叫びを聞いて、その約束を思い出した。わたしはあなた方を必ず救い出す」と。モーセはこの神の言葉を民に伝えますが、厳しい労働のため意欲を失った民は、誰も耳を傾けようとしませんでした。神はモーセにファラオの前に行ってイスラエルの民を去らせるように、もう一度言うように命じられます。モーセは「私は口下手なので、聞いてくれるはずがない」と言うのですが、神はモーセとアロンにもう一度、王に話すように命じられたのです。
モーセとアロンの系図
長男ルベンと次男のシメオンの系図と、アロンとモーセの先祖であるレビの系図。レビの次男がケハト、その長男のアムラムがアロンとモーセの父。アロンの妻はエリシェバ、アロンの子はエルアザル、その孫ピネハス。これは主がイスラエルの人々を導き出せと言われたモーセとアロンの系図です。
アロンの役割
神はモーセに、神の言葉をファラオに語るように言われたのですが、モーセは私は唇に割礼のない者ですと、神の言葉を伝えるには力不足であると言います。そこで主はアロンをお遣わしになったのです。