出エジプト記23章 主の恵みを語り伝えるために

「あなたの土地の初穂の最上のものを、あなたの神、の家に持って来なければならない。」出エジプト23:19

くぅ~ママのちょっと一言
十戒に引き続き与えられた「契約の書」の最後の部分で、まず法に対する訴訟と証言について書かれています。また7年目の休閑は土地を痩せさせない為の農法でもあります。安息日については、ここでは元気を回復させるためであると書かれていますが、十戒では神の創造のみ業に基づきます。
除酵祭は過ぎ越しの祭りとも言われ、主が主を信じるの者の家を過ぎこされ、災いから守れたこと。そしてその後、酵母をいれないパン種を鉢に入れたままエジプトを脱出したことを記念する祭りです。収穫を感謝する祭りについては、この時期にブドウ畑に仮小屋を作って番をしたことから仮庵の祭りとも言われます。イスラエルの民はこのことを子々孫々伝えたのです。
クリスチャンの多くは先祖伝来の家の宗教がありますが、個人の信仰によってクリスチャンになります。逆に考えてみれば、両親が敬虔なクリスチャンでもその子どもがクリスチャンとは限らないのです。主の前で親の信仰は通用しませんから。ですから、クリスチャンはわが子に主の恵と信仰をどうにかして伝えたいと思うのです。しかし最終的には個人個人が主に出うことが必要なんだと思います。

聖書要約
法廷において
根拠のないうわさ、悪人に加担する、多数に追従する、弱い人を曲げてかばってはなりません。
敵対する者との関わり
自分と争っているような人でも困っている時には助けなければならりません。争っている者のろばが迷っていたら彼の元に連れ戻さなければなりません。争っている者のろばが荷物の下敷きになっていたら彼と共に助けなければなりません。
訴訟において
乏しい人、罪なき人、正しい人、寄留者(立場の弱い人)などに偽りの発言をしてはなりません。賄賂は取ってはなりません。正しい人の言い分が分からなくなってしまいます。寄留者を大切にしなさい。あなたもエジプトの地で寄留者であったからです。
安息年
7年目は土地を休めせなさい。乏しいものがそれを食べ、残りを獣に食べさせなさい。
安息日
6日間働き、7日目には仕事を止めなければなりません。家畜、奴隷、寄留者が元気を回復するためです。
祭りについて
年に3度の祭りを行わなければなりません。一つ目は除酵祭。春分の後の満月から7日間行われ、出エジプトを記念する為に行います。二つ目は刈りいれの祭りで、収穫を感謝する祭りです。三つめは取り入れの祭りで畑の産物の取入れを祝います。男子は年3度主のみ前に出て、いけにえを奉げ、最上の初物を携えてこなければなりません。子山羊をその母の乳でにてはなりません
違反に対する警告
イスラエルの民の前には主のみ使いが先立って導きます。その声に従えば、敵から守られ、領土が広がり、子どもが与えられ、天寿を全うできます。主はそのように民を祝されます。あなたが入っていく地の民を徐々に追い出すので、それらの地はあなたの領地となります。但し、他の神々の習慣に従ったり、契約を結んで罪を犯すことがないように。