出エジプト記28章 祭司の装束

「 また、あなたの兄弟アロンのために、栄光と美を表す聖なる装束を作れ。」出エジプト28:2

くぅ~ママのちょっと一言
アロンは重々しい、きらびやかな服を身にまとい、祭司として主に仕える役割を担うことになります。それらは祭司の権威を表すと共に、その権威をあたえた方への告白という意味があります。この祭司職はアロンの家系が代々継ぎます。新約聖書の中でしばしば祭司、律法学者の形骸化した信仰をイエスさまが批判されています。形ではなく、心がどれだけ主に向かっているか、どれだけ主をはっきりと見ているかが大切なことです。現代のプロテスタント教会の信仰のスタイルは大変シンプルだと思いますが、その中でも守らなければならない教会の礼典や礼拝のあり方があります。それを受け継ぎ、守りつつ、常に形ではないことを心に留めなければならないと思うのです。

聖書要約
祭服
神はモーセに言われました。「兄弟のアロンとその子どもたちを祭司に任命し、主に仕えさせなさい。」と。そして祭司としての威厳を示す服を作るように主は命じられました。それは胸当て、エフォド、エフォドの下に着る青い上着、格子模様の長い服、ターバン、飾り帯。そしてアロンの子どもたちの服も特別に指示がありました。
エフォド
膝下まである、袖なしの上着で、前掛けのような着物です。青、紫、緋色の亜麻のより糸を使って織ります。両肩のひもにはしまめのうをつけ、第1の石にはイスラエル6部族の名を彫りつけ、第2の石にも残りの6部族の名前が彫り付けられます。
胸当て
大きさは25cm四方で二つに折って袋状にします。4列に3つずつの宝石を並べて付けます。これも12部族を現しています。この袋状の胸当てはウリムとトンミム(神意を伺う一種のくじ)を入れます。
上着
青一色の布で作ります。すそは金の鈴が付けられ、上着のこの鈴の音によって、至聖所に入る時、神の聖に触れて死ぬことから守られます。
額当て
純金で花模様の額当てを造ってターバンの正面に付けます。それに「主の聖なるもの」と刻印します。
アロンとその子らの衣服
上下に着る亜麻の長い服とターバン、そして飾り帯をつけるように命じられました。一般の人たちはズボンを着用しなかったのですが、祭司が臨在の幕屋で働く時は、聖所を汚さないためにズボンを着用しました。これらはアロンと息子達が永遠に守る掟です。