民数記24章 「祝福された者は繁栄する」

バラムはイスラエルを祝福することがの目にかなうのを見て、これまでのようにまじないを求めに行くことをせず、その顔を荒野に向けた。」民数記24:1

くぅ~ママのちょっと一言

第三の託宣はこれから起こることの預言です。モアブを滅ぼした一人の星とはダビデのことですし、最強だったアシュルも滅ぼされるときがやってきます。キティムとはオールを多く備えたローマのガレー船を意味しているのだそうです。

まさしく「おごれる者は久しからず」です。

それとは対照的に前半に書かれている神に祝福された者の繁栄はなんと素晴らしいのでしょう。移ろいゆく盛者必衰のこの世に心を奪われることなく、神の祝福の内に入ることの幸いに価値をおいて生きて行きたいと思います。

聖書要約
バラムの第三の託宣(続き)

バラムは神がイスラエルを祝福されているのは明らかなので、三度目はまじないをしませんでした。そしてイスラエルの宿営地を眺めました。すると神の霊がバラムに下り、次のように預言したのです。それは今まで見えなかったイスラエルの繁栄が見えるようになったというのです。「緑で覆われた谷間のように家々は建ち並び、川辺の豊かな果樹園、主が植えられたアロエ、水のそばの杉の木のようにどんどん領地を広げていくでしょう。そして敵を打ち負かしていきます。彼らを祝福する者は祝福され、呪う者は呪われるのです。」と。それを聞いたバラク王は激しく怒りましたが、バラムは変わらず「主の言葉を告げるだけです」と言いました。そして帰る前にバラムは王の民の行く末を預言して警告を与えます。

それは「1人の星が現れ、モアブを討ち破り、セツの子孫を滅ぼし、エドムとセイルはイスラエルのものとなる。またこれまで最強だったアマレクも、岩山の頑丈なところに住むカイン人も、アシュルが攻め寄せて滅びる。バラムの最後の言葉は力を誇ったアシュルもエベルもキティムから押し寄せてくる者に苦しめられ、やがて滅びる」と