民数記26章 「歴史をつなぐ」

「彼らのうち、ただエフンネの子カレブとヌンの子ヨシュアのほかには、だれも残っていなかった。」民数記26:65

くぅ~ママのちょっと一言
荒野に導かれて40年の歳月を経て約束の地を目の前にして、再び人口調査が行われました。40年前に登録された大人たちは神に不平を言った為、荒野で死に絶え、約束の地を見る事はできませんでした。ただかつてカナンに偵察に行ったときに良い情報を持って帰ったヨシュアとカレブは約束の地に入ることが許されました。祭司アロンも死に、モーセも約束の地を目前に死にます。約束の地に入れなかった事は無念だったかもしれませんが、子どもや孫が約束を受け継いでくれたことで、荒野を旅した人たちは自分達の役目は果たしたと言えるのではないかと思います。モーセやアロンのように歴史をつないでいくことがすべての人に与えられている使命と言えます。

聖書要約
第二の人口調査
主はモーセとアロンの子エルアザルに兵役につくことができる20歳以上の者を家系に従って人口調査をするように言われました。その結果は
ルベン族は43730人。ルベンの息子の4つの氏族です
シメオン族は22200人。シメオンの息子の5つの氏族です。
ガド族は40500人。ガドの息子の7つの氏族です。
ユダ族は74500人。ユダの息子の3氏族と孫にあたる2氏族。
イッサカル族は64300人。イッサカルの息子の4氏族。
ゼブルン族は60500人。ゼブルンの息子3氏族
ヨセフの族の内エフライム部族は32500人。エフライムに関係のある4氏族
同じくヨセフ族の内マナセ部族は52700人。マナセに関係のある6氏族
ベニヤミン族は4560人。ベニヤミンに関係のある6氏族
ダン族は64400人。ダンの息子の1氏族
アシュル族は53400人。アシュルに関係のある4氏族
ナフタリ族は45400人。ナフタリの息子4氏族
調査の結果は約束の土地の分配に反映されます。レビ族は土地の割り当てがないので別に記載されています。またケハト族アムラムからモーセアロンに至る家系が特記されています
この調査はモアブの地で行われましたが、40年前に旅の最初に行われた人口調査で登録された者は一人も含まれませんでした。主の言葉どおりに彼らは荒野で死ぬと言われたとおりになりました。ただヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブは別でした。

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