士師記5章 「神が共に進まれる」

イスラエルでかしらたちが先頭に立ち、民が進んで身を献げるとき、をほめたたえよ。」士師記5:2

くぅ~ママのちょっと一言
デボラの歌はイスラエル最古の詩文の一つだそうです。デボラのなんと勇ましい語り口調でしょう。武器がないイスラエルが勝ったのは神が共におられたからであることを声高らかに歌っているのです。神はこの戦いにゼブルンとナフタリに出陣せよと命じられましたが、義勇軍として参加した他の部族もいましたが、参加せずに自らの暮らしを優先していた部族のことも書かれています。参加しなかった部族についてはなんの裁きの言葉も書かれていません。神の言葉に反したわけではありませんから。しかしこの大事にいつもと同じ羊飼いや舟の仕事をしている姿は情けない気がします。
信仰の友が戦っている時には、私もデボラと共に義勇軍として戦う者でありたいです。祈りの戦士として。

聖書要約
デボラの歌

デボラはバラクと共に大勝利をたたえて歌いました。「髪を伸ばして(神に請願を立てて、自らを神に献げた姿)神に従う者たち、神をほめたたえよ。神が我々をセイルから導き出して下さり、エドムに共に進まれた時、地は振るえ、天は雨を降らせ、シナイ山さえ動いた。シャムガルやヤエルの時代、カナン人は平野を通る人に高い通行税を課した為、道行く人は減り、また脇道を恐る恐る通過した。イスラエルもデボラが立ち上がるまでは人口が減り続けた。イスラエルの民は異教の神々に心を奪われたため、神はイスラエルは敵の手に渡されようとした。イスラエル4万の兵士には武器がないというのに、自らを神に献げようとした指導者たちと共に私は戦う。神をほめたたえよ。栗毛色の雌ろばに乗るような裕福な人も、歩くしかないような貧しい人も、神の救いを、神の勝利を歌おう。奮い立てデボラ、振りたてバラク、神が我々と共に行かれる。

エフライムやベニヤミン、マキル、ゼブルン、イサカルからも駆けつけて加わった。しかしルベンは羊の世話、ギルアドは参加を躊躇、ダンは舟の仕事に、アシュルは船着場の仕事をして戦いに加わらなかった。ゼブルンとナフタリの部族は命をかけて戦場に赴いた。
カナンの王と交戦した時、天の星や激流がイスラエルに味方した。神の使いが民と共にいた。女の中でもっとも祝されるのはヤエル。天幕にいる女達の中で最も祝されるのはヤエル。シセラが助けを求めて天幕に入ってきた時、シセラが求める以上のものを差し出して安心させ、ついには命を奪った。シセラの母は帰ってこない息子を案じて、きっと戦利品が多くて分けるのに手間取っているのだと言い聞かせているのです。
神よ、このようにあなたの敵がことごとく滅びますように。神を愛する者が勢い増しますように。」
イスラエルは40年にわたって平穏でした。