歴代誌第一22章 「神の栄光を表す人生」


「また、ダビデはイスラエルのすべての長たちに、その子ソロモンを助けるように命じた。」歴代誌第一22:17

くぅ~ママのちょっと一言
どれほどりっぱな神殿が建つのか想像もできないほどの準備です。もしダビデの神殿建築の動機が自分の名声のためだったとしたら、これほどの準備はしなかったでしょう。ダビデ自身が建てることはできないのですから。ダビデの神殿建築の願いは、ただ「主の栄光のため」でした。ダビデが神殿建築にふさわしい者でないと神が言われたのは、ダビデの生涯が戦争で明け暮れたからですが、この戦争生涯だったからこそダビデは神の臨在を確信でき、神の栄光のために万国に響き渡る神殿を築きたいと願ったのだと思います。神の大きな恵を知った者は自分のための人生ではなく、神に栄光が表すための人生を歩むことが出来るのだと思うのです。

聖書要約
(前章の続き)ダビデはこのオルナンの麦打ち場こそ神殿を建てるのにふさわしい場所だと言いました
神殿造営の準備
ダビデは神殿建築のための労働力やおびただしい量の鉄、青銅、杉を集めました。ダビデはわが子ソロモンはまだ若くて未熟なので準備をしておいてやらなければならないと考えたのです。ダビデはソロモンを呼んで告げました。「わたしは神殿を建築の志を抱いたが、主はそれを許されなかった。戦争で多くの血を流したからだ。しかしわが子に主は平和を与えられ、神殿を築かせてくださると言われたのだ。」と。そしてダビデはソロモンに①神が共にいて下さって神殿の建築を成し遂げることが出来るように。②神が正しい判断力を主が与えてくださるように③イスラエルの統治を委ねられますように④神の律法を守ることが出来るように。そして「モーセの掟と法を守るなら必ず成し遂げることが出来る。勇気をもて。雄々しくあれ。恐れてはならない。おじけてはならない」と語ったのです。
そしてダビデは量りきれないほどの金、銀、青銅、鉄、材木、石材を用意し、職人や労働者、石工、大工などあらゆる分野の達人をそろえ、また高官たちにソロモン支援を要請しました。そしてダビデは言いました「主がこの地を我々に渡され、平和を与えてくださった。今こそ心と魂を傾けて主を求めて神殿建築に立ち上がれ。主の神殿に、主の契約の箱と神の聖なる祭具を運び入れよ」と。