歴代誌第二8章 「富をもたらされる神」


「彼らは、ソロモンのしもべたちとともにオフィルへ行き、そこから金四百五十タラントを取って、ソロモン王のもとに運んだ。」歴代誌第二8:18

くぅ~ママのちょっと一言
この章では外国人を強制労働につかせたこと、異教徒である妻を別の宮殿に住まわせたこと、そして神殿における祭儀について述べられ、最後にオフィル遠征のことが書かれています。
神殿建築を含むソロモンの事業がことごとく整い、益々栄えていった様子が伺えますが、ソロモンは物質的な豊かさだけを求めたのではなく、民が神に従っていくことができるように神殿の働きを重視していることが分かります。その結果富がもたらされたのです。
クリスチャンが求めるものは物質的豊かさではありません。主に栄光を帰することが、クリスチャンが最も大切にしていることです。物質的な豊かさは添えて与えられるものだと聖書に書かれています。「何よりもまず。神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらの物はみな加えて与えられる。」(マタイ6:33)アーメン

聖書要約
ソロモンの諸事業
20年かけて神殿と王宮の建築を終えたソロモンは、フラム王から送られた町の再建と、次々と町を攻略して、ソロモンの支配下にある町を築いていきました。
王は外国人たちを奴隷労働として徴用し、イスラエル人は奴隷として働く事はありませんでした。
またエジプト王の娘であった妻をダビデの町から新しく建てた宮殿に移しました。ダビデ王の宮殿は清い場所だからです。
そして王は神殿に築いた祭壇で安息日、新月際、また年3回の祝祭(除酵祭、七週祭、仮庵祭)には定めに従って献げ物をささげ、祭司達は組みに分かれて任務に就きました。レビ人は讃美をささげ、門衛はその務めにつきました。宝物庫の管理も全てダビデの指示通り遂行されました。ソロモンの建築工事はみごとに完成の日を迎えたのです。
それからソロモンはフラムから寄贈された船団の進水式に臨みました。船はフラムから送られてきた乗組員と一緒にオフィルに向かい、40億円に相当する金をソロモンにもたらしたのです。