エゼキエル書11章 心を寄せるな


「彼らがそこに来るとき、すべての忌まわしいもの、すべての忌み嫌うべきものをそこから取り除く。」エゼキエル11:18

くぅ~ママ助産師永原のちょっと一言
捕囚を免れエルサレムに残った者たちは自分たちこそ正しい者だと思っていました。エゼキエルも「残りの者」はエルサレムに残った者だと思っていました。しかし神は、偶像や周囲の諸国を頼りとして、神に従おうとしないエルサレムに残された者たちを裁かれます。むしろ捕囚先で神を呼び求める人々の聖所になると神は言われます。大切なことは今神に従おうとしているかどうかです。神に従って生きる者に対して、神はその人の主となってくださるのです。

聖書要約
御霊が私を引きあげて、東の門に連れて行った。そこには25人の男がおり、その中に高官であったヤアザヌヤとペラテヤが見えた。神は私に「この者たちは都の中の悪巧みの張本人たちだ。この都は鍋で私たちはその中の肉、(鍋の中の大切な肉を鍋は守ってくれる)と言っている。だから大きな声で預言せよ」と。「神は言われる。あなたたちが考えている悪巧みはお見通しだ。それは町の人々を殺したこと、またこの町は滅ぼされないと豪語していることである。あなたたちが殺した人々こそ、価値ある肉であった。私はあなた方を異国の手に渡し、国境であなたたちを撃つ。その時あなた方は私が主であることを知るであろう。あなた方が私の掟に従わず、周囲の国々のならわしに従ってきたからだ」と。その時、ペラテヤが突然倒れて息絶えた。それを見た私は「主よ、残りの者を滅ぼし尽くされるのですか」と叫んだ。その時神は言われた。「人の子よ、エルサレムに残された者は捕囚に行ったものを悪いことをしたから連れて行かれたと言っている。しかしそうではない。捕囚に行った先で私は彼らの聖所となり、必ず彼らを連れ帰る。その時彼らは偶像をもはや持つことはない。私が彼らに一つの心を与え、新しい霊を授ける。彼らは私の掟を守るようになり、私の民となる。私も彼らの神となる。しかし今エルサレムにいて、偶像を慕っている者たちはその罪に報いねばならない。その時ケルビムが翼を広げて都の東の山に留まった。霊が再び私を引きあげて、バビロンの捕囚先に連れ戻した。私は捕囚の民たちに神がお示しになったことを全て話した。