士師記2章 「恵みを知らない世代」

「そして彼らの後に、を知らず、主がイスラエルのために行われたわざも知らない、別の世代が起こった。」士師記2:10

助産師永原のちょっと一言
モーセやヨシュアは、次の3つのことを子々孫々に語り伝えなさいと民に命じました。神は①イスラエルの民をエジプトから導き出して下さったこと②40年間の荒野で養って下さったこと③カナンを征服して約束の地を与えて下さったこと。

親達は子どもにそれらのことを語って聞かせたとことでしょう。しかし追い出せなかった先住民の習慣に子どもや孫達は染まっていきました。確かに遊牧の民が農耕をはじめたわけですから、先住民から農耕を学びたくなるのはわかります。そのような中で、雨を司り、豊穣の神とされるバアルやアシュトレトを拝むことに抵抗がなくなっていったのでしょう。そして神がイスラエルの歴史の中でどれほどイスラエルの民を恵んでくださったかを忘れてしまったのです。
「主の良くして下さったことを何一つ忘れるな」とみ言葉にありますが、大切な事は神が先祖して下さった良いことを、今日の自分とつなげることではないでしょうか。先祖に良いことをしてくださった、同じ神が今日私と共にいてくださるのだという信じることだと思うのです。

聖書要約
神の御使いがイスラエルの民に次のように告げました。「あなた方をエジプトから導き出し、約束の地に入らせた神が、この地の住民と契約を結んではならない、異教の神を拝してはいけないと言われたのに、あなた方は聞き従わなかった。だからあなた方と共にいる先住民があなたがたを苦しめても私は彼らを追い払う事はしない。」と。
主に背く世代が興る
ヨシュア率いるイスラエルの民がカナンを征服し、イスラエルの民がカナンに定住し始めた頃、民は神に仕えて暮らしていました。またヨシュアやヨシュアと共に神の御業を見た長老たちが生きている間は、民は神に仕えていました。しかしその世代が死に絶えた後、次の世代の人々は神に仕えることをせず、神の目に悪とされることを行いました。神を離れ、異教のバアルやアシュトレトを拝するようになったのです。そのようなイスラエルの民ですから、戦場に出るとき、もはや神が共におられません。逆に災いを下されたので、イスラエルの民は苦境に立たされました。そのような民を神は憐れまれ、士師を民の指導者として与えてくださったのですが、士師が亡くなると、民はさらに堕落して神から離れていきました。神は彼らをご覧になって、「ヨシュアが征服できなかった民をこれ以上追い出すのはやめよう。むしろ彼らを用いてイスラエルが神に従う民であるかどうか試すことにしよう」と思われたのです。