士師記20章 「制裁されたベニヤミン族」

「こうして、イスラエルの人々はみな団結し、一斉にその町に集まった。」士師記20:11

くぅ~ママのちょっと一言
もともとレビ人は異邦人の町を避けて、同属のベニヤミンの領地で宿を取ることにしました。しかしそこで悲惨な事件が起こってしまいました。同属から悪を取り除くためにイスラエルが一つになってベニヤミンに抗議しましたが、結局は聞き入れられず戦いによってイスラエルの中から悪を取り除きます。ユダを初めとするイスラエルの軍は同属のベニヤミンと戦うことに戸惑いがあったことと思いますが、神の言葉は厳しいものでした。義なる神は悪をお赦しになることはできないのです。
現代も私たちも清く、正しい人はいませんので、神に裁かるしかないのはベニヤミンと同じです。しかし2000年前に神は私たちに私たちの罪の身代わりになるために御子イエスキリストをお与えになりました。そしてイエスさまが十字架に架かられたのは私の罪を神さまに赦していただくためであると信じる者は皆神さまからその罪を赦されるのです。ここに神の愛があります。

聖書要約
イスラエルの人々はミツパに終結して、殺された女性の夫であるレビ人を呼んで事情を聞きました。レビ人は「ベニヤミンのギブアに来て、側女と宿を取っていると、ギブアの首長が私たちを取り囲み側女を辱めて死に至らせた」と出来事を話しました。そのいきさつを聞いたイスラエルの人々は異口同音に「このような事は許されない」とベニヤミンに反抗に加わった者を引き出すように要求しました。しかしベニヤミンは言うことを聞くどころか戦闘の用意を始めたのです。イスラエルの人々は戦いを前に神の前にひれ伏し神の言葉を求めました。神はユダを先頭に戦うようにと言われたのです。しかし初戦はイスラエルに沢山の負傷者がでました。再び神に尋ねたところ戦うようにとのこと。しかし2日目もイスラエルが劣勢でした。またイスラエルの人々は神のみ前に献げものをし、そして尋ねました「兄弟ベニアミンと戦うべきでしょうか」と。神は戦うように命じられ、そして明日はベニヤミンはあなた方の手に落ちると言われたのです。翌日ベニヤミンを町からおびき出したところに伏兵が町を焼き払い、慌てるベニヤミンを追跡、包囲して1日で2万5千人を殺し、ベニヤミンの町も焼き払われました。