サムエル記第一11章 「王制のはじまり」

「サムエルは民に言った。「さあ、われわれはギルガルに行って、そこで王政を樹立しよう。」」サムエル記第一11:14

くぅ~ママのちょっと一言
アンモン人のナハシュがイスラエルのギレアドのヤベシュを包囲しました。それにしてもナハシュの横暴ぶりは目に余るものがあります。しかしこのことがイスラエルの王制の足がかりとなりました。サウルは既にサムエルから油注がれ王とされていましたが、この戦いの前には畑仕事をしていました。実際、王として即位したのはこの戦いの後ということになります。
ヤベシュが経験したような万事窮す!ノーアウト満塁!四面楚歌!絶体絶命!このようなことがもし起ったとしても、あせらず慌てず悲観せず、上を見上げたいと思うのです。 「私は山に向かって目を上げる。 私の助けは、どこから来るのだろうか。 私の助けは、天地を造られた主から来る。 …」詩篇121:1 神の助けが必ず来る事を信じたいと思います。

聖書要約
サウルの勝利と即位
アンモン人のナハシュがギレアドのヤベシュを包囲して降服を迫りました。ヤベシュは降参しナハシュに従おうとしましたが、ナハシュはヤベシュの民全員の右の目をえぐり取ることを条件にします。ヤベシュは嘆き、イスラエルの全土に使者を送って助けを求めました。サウルの住むギブアにも使者はやってきました。畑から戻ってきたサウルがこのことを聞くや否やサウルに神の霊が激しく下り、2頭の牛を引き裂きイスラエルの全土にそれを送り出陣の召集をしたのでした。イスラエル軍が集結しナハシュに突撃しました。軍配はイスラエルにありました。民は戦いに勝ったサウルを王にすることに依存はありません。サムエルは民をギルガルに集め、サウルを神の前で王としました。サウルも民も大いに喜び祝いました。