サムエル記第一17章 「主に守られて」

「獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださったは、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」サムエル記第一17:37

くぅ~ママのちょっと一言
少年ダビデと大男のゴリアトの一騎打ちの場面です。誰が見ても勝敗は明らかでした。しかしダビデはゴリアトに対して神が戦ってくださると明言します。そしてその通りゴリアトはダビデが投げた一つの石に倒れたのでした。神を信じる者に神は勝利を与えてくださいます。実際困ったことが起こった時に「これは主の戦いです」という言葉が心に聴こえてくることがあります。その時はただ神に信頼して怖気づかず、勇気をもって問題解決のために出来ることを精一杯すればいいのです。

聖書要約
ダビデとゴリアト
ペリシテがイスラエルに戦いを仕掛けてきました。両者は谷を挟んだ丘の上でにらみ合いました。ペリシテからゴリアトという大男が一騎打ちを挑んできました。ゴリアトは身長が3m、100kgのよろいを身につけ、12kgの槍投げを持って仁王立ちになり、40日の間、朝と夕に一騎打ちを挑みます。負けたほうが奴隷となることが条件でした。イスラエル軍はすっかり怖気づいてしまっていました。そんなある日ダビデはお父さんに頼まれて、兵士として戦いに来ている上の3人のお兄さんのところに食べ物を持ってやってきました。そこでダビデはゴリアトが叫んでいるのを聞きました。イスラエルの兵士たちは甚だ恐れて後退しました。またダビデは兵士たちがゴリアトを倒したら、大金がもらえ、王女と結婚でき、一族に特典があると言っているのを聞きました。ダビデは「あのペリシテ人を倒して、イスラエルへの雑言を止めさせればいいのですね。神さまの軍勢に逆らうとはペリシテ人は何者ですか」と言いました。ダビデのその言葉を一人の兵士がサウル王に告げたので、王はダビデを呼びました。王はダビデを見て一笑にふしました。しかしダビデが羊を守る為に熊や獅子と戦うことがあるが、神さまは小羊を熊や獅子から守ってくださる。それと同じように神さまはイスラエルをゴリアトの手から守ってくださると話しました。そこでサウルはダビデによろいをつけさせますが、重くて歩けません。ダビデはいつもの羊飼いの格好で、川から滑らかな石を5つ拾って羊飼いの杖と石投げをもってゴリアトの前に出たのです。ゴリアトはダビデを見て馬鹿にします。ダビデは「お前がバカにしたイスラエルの神の名前によって立ち向かうのだ。今日神がお前を打ち負かしてくださる」と言って、石投げで石を放ちました。見事にその石はゴリアトの額に当たり、ゴリアトは打ち伏せに倒れたのです。ダビデは止めを刺しました。