列王記上11章 「心が主から離れた」


ソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、から離れたからである。」列王記第一11:9

くぅ~ママのちょっと一言
栄華を極めたソロモンでしたが、神の戒めを守らず、特に晩年は神から離れた生活を送ったため神の祝福からもれてしまったのです。外国の女性と結婚する事は申命記17:17で禁じられています。それは異教礼拝を招く危険性があるからです。ソロモンはその主の教えを軽んじてしまったのか、まったく守らなかったのです。
その後のイスラエルは北王国10部族と南王国1部族とに分裂します。
神への信仰を貫く事は難しいことなのかもしれません。あの知恵者のソロモンでさえ、神の道から外れてしまったのですから。私は大丈夫とか、少しくらいなら…という気持ちから、気がつけば礼拝者でなくなってしまっているということにならないようにと思います。やはり日々聖書に聞き、祈り、週の始まりの日曜日には主に礼拝を献げるクリスチャンの生き方を崩したくないと思います。

聖書要約
ソロモンの背信とその結果
ソロモンは多くの外国女性を愛しました。700人の王妃と300人の側室がいました。彼女達はそれぞれの国の神々をイスラエルに持ってきました。ソロモンが老境に入ったとき、彼女達は王の心を迷わせて、他の神々に心を向かわせました。またそれぞれの神々の祭壇を築き、いけにえを献げたのです。はソロモンに2度も現れてお怒りになりましたが、ソロモンは神の戒めを守らなかったのです。神は「あなたに授けた契約と戒めを守らなかったので王国を取り上げる。但し、ダビデとエルサレムのゆえに1部族だけをあなたの子孫に残す。そしてソロモンが存命中は取り上げない」と言われたのです。
 こうして王はソロモンに敵対する者を起こされました。一人はエドム人のハバドです。かつてエドムはダビデの部下であるヨアブによって征服されましたが、ハバドはエジプトに亡命していたのです。もう一人はエルヤダの子レゾンです。レゾンもかつてダビデがツォパを滅ぼしたときダマスコに逃げた仲間を集め、自らが首領となっていたのです。
もう一人の反逆者はネバテの子のヤロブアムです。ヤロブアムはソロモンの有能な部下です。ある日預言者アヒヤがヤロブアムに10の部族を神から与えられることを預言されます。そして神の道を歩み、ダビデのように命令を守るなら、祝福を与えようと神は言われます。
ソロモン王はヤロブアムを殺そうとしますが、ヤロブアムはエジプトに逃げ、ソロモンが死ぬまでエジプトに留まりました。ソロモンは永遠の眠りにつき、その子レハブアムが王になりました。