列王記上21章 「主に従ったナボト」


「ナボテはアハブに言った。『私の先祖のゆずりの地をあなたに譲るなど、にかけてあり得ないことです。』」列王記第一21:3

くぅ~ママのちょっと一言

ナボテがアハブ王の命令でも土地を売らなかったのは「レビ記25:23」の土地は神のものなので売ってはいけないという掟に従ったためです。もし王の言うとおりにしたら、命を落とすことがなかったばかりか、相当なお金を手に入れたかもしれません。

しかしナボトは神の言葉に従ったのです。世渡り上手に生きるより、神に忠実に生きることを選びたいと思うのです。例えそれが損をする人生であっても、人に理解されなくても、ナボテのように神に従って生きる人生を選びたいを思います。

聖書要約
​ナボトのぶどう畑
ナボテはアハブ王の宮殿の近くにぶどうは畑を持っていました。王はその畑を菜園にするために売ってくれるように頼んだのですが、ナボトは先祖から譲り受けた土地を売るわけには行きません」と断りました。アハブ王は宮殿に戻り、機嫌を損ねて寝ていると、妻のイゼベルが「畑を手に入れて差し上げましょう」と一計を企てたのです。それは、ならず者にナボトが神と王を呪ったと偽証をさせて、ナボトを石打の死刑にしてしまおうというのです。このようにして畑はアハブのものとなりました。
 ちょうどその時エリヤに神の言葉が臨みました。エリヤは王のところに行って神の言葉を伝えました。「人を殺した上に、人のものまで奪い取った罪は大きい。主はあなたに災いを下し、あなたの子孫を除き去る。イゼベルは犬の餌食になり、アハブも町で死ねば犬の餌食に、野で死ねば鳥の餌食になる」と。アハブは荒ら布をまとい、荒布の上に座りしょんぼりしていました。神の言葉が再びエリヤに臨み、「アハブがへりくだったので彼が生きている間は災いを下さず、その子の代に彼の家に災いを下す」と言われたのです。