列王記第二2章 「天に上げられたエリヤ」


「…エリヤは竜巻に乗って天へ上って行った。」列王記第二2:11

くぅ~ママのちょっと一言

聖書は人の人生の最期を「死んだ」と表していますが、エリヤは嵐のような風に乗って天に上っていったと書かれています。創世記に登場するエノクも同様に、「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった」と書かれており、エノクもエリヤも死という表現が使われていません。あり得ないことですが、もし私の最期がこんな風だったら、エリヤが天に上った後、弟子たちが3日間探し回ったように大変なことになると思います。ですから肉体の命は死を通過して最期を迎えないといけないと思いますが、

霊の命はきっとエノクやエリヤのように天に携え上げられるのだと私は思っています。

時々私はそのことをイメージすることがあります。素晴らしい天国がどんどん近づいてきて、天の門の前までやってくるのです。そこで問われるのはエノクやエリヤの人生を表現している言葉、「主と共に歩んだか」ということだと思うのです。「なんとか私なりに一生懸命主にお従いしてきました」とうつむき加減で答えるかも知れません。上をそっと見上げるとイエス様がにっこり笑って天の門を開けてくださる。そんな風にして天国に入れてもらえないかなと思っているのです。胸を張って「従ってきました!」と言えたらいいのですが…

聖書要約
エリヤ、天に上げられる
神が嵐を起こしてエリヤを天に上げられた時のことです。エリヤはベテルまでエリシャを伴ってきましたが、エリヤはエリシャに「あなたはここに留まっていなさい」と言います。しかしエリシャは「私はあなたを離れません」とエリヤについていきました。ベテル、エリコ、ヨルダンとエリシャはエリヤについてきました。その所々で預言者集団に出会います。預言者集団はエリヤが神に取り去られることを知ってエリシャにそのことを言います。ヨルダン川で出あった預言者50名はエリヤについてきて二人の様子を見ていました。するとエリヤは外套を脱いでそれで水を打つと水が左右に分かれて二人は乾いた土の上を歩いて川を渡りました。
エリヤがエリシャに「わたしがあなたの元から取り去られる前に、あなたのために何をしようか。何なりと願いなさい」と言うと、エリシャは「あなたの霊の二つ分をわたしに受け継がせてください」と答えました。エリヤは「わたしが取り去られるのをあなたが見れば願いはかなう」と話しながら歩いていると、天から火の戦車が火の馬に引かれて現れて二人の間に割り込み、エリヤは嵐の中を天に上って行ったのです。後にエリヤの外套が落ちてきました。外套を受け取ったエリシャはヨルダン川をエリヤがしたように左右に分け渡ることが出来ました。エリコの預言者たちは「エリヤの霊がエリシャの上で留まっている」と言いました。彼らはエリヤがどこかにいるかもしれないと3日間探しましたが見つける事はできませんでした。
エリシャの二つの奇跡
エリシャのところにやってきた人が「この町は水が悪く不毛です」と訴えたので、エリシャは水を清め、不毛でなくなって今日に至っています。エリシャを愚弄した子どもたちが熊に引き裂かれてしまいました。