列王記第二12章 「忠実な働きぶり」


「また、工事する者に支払うように金を渡した人々が精算を求められることはなかった。彼らが忠実に働いていたからである。」列王記第二12:15

第二12章 「忠実な働きぶり」

くぅ~ママのちょっと一言
ヨアシュ王の在位期間はダビデ王やソロモン王に並びます。ヨアシュは神殿の中で成長し、神と深い関わりを持って生涯送ったと思われます。在位の長さは神の祝福を表しているのでしょう。

神殿の修理のことですが、修理の為に捧げられた献金を祭司たちは自分のために用いてしまいましたが、工事担当者は与えられた献金を建築のために忠実に用いました。

私たちも神から与えられたものをどのように使うかは大切なことです。神から与えられたもの、それは健康、財、知恵、チャンスまたは自然豊かな日本、戦争のない日本などでしょう。これらの恵を私たちが自分のものだけにしないでどのように使うのかを考えなければならないということだと思うのです。

聖書要約
ユダの王ヨアシュ
ヨアシュは7歳で王位につき、40年間エルサレムでユダを治めました。ヨアシュは祭司ヨアダに教えを受け、神のみ前に正しいことを行いました。ただ丘の上にある礼拝所は取り壊しませんでした。
ある日、ヨアシュは祭司たちに神殿に捧げられる献金は神殿の修理のために当てるように言いました。しかし即位後23年たっても修理には手がつけられませんでした。そこでヨアシュ王は祭司達に「あなた方は民からの献金を受け取ってはなりません。従って神殿の修理の責任は負わなくてもいい」と言いました。王は献金箱を作り、そこに捧げられたものを神殿の修理の工事担当者に渡して神殿の修理に当てたのです。献金を渡された者たちは忠実に仕事をしたので、会計監査などする必要がないほどでした。祭司達は賠償の献げ物や贖罪の献げ物は受け取ることが出来ました。
その頃アラムのハザエル王がエルサレムを攻めてきましたが、ヨアシュ王は神殿の宝物庫にあるすべての金を差し出したため、ハザエルは攻撃を中止しました。
ヨアシュは信頼していた側近に暗殺され王の墓に葬られ、その子アマツヤが王となりました。