列王記第二17章 消えた10部族


「そのためはイスラエルに対して激しく怒り、彼らを御前から除かれた。ただユダの部族だけが残った。」列王記第二17:18

助産師永原のちょっと一言
イスラエルの10部族は完全に滅びることになります。12部族の内ユダの2部族も捕囚の民となりますが、主の憐れみで、主の不思議なみ業により、帰還し国を再建します。しかしユダも主の命令を守らなかったのは同じだったのです。主の戒めを守るということはなんと難しいことかと思います。「偶像礼拝をせずに、ただ主のみ礼拝せよ」ということがイスラエルもユダの民もできませんでした。それは現代の私たちも同じです。例えば「思い煩うな」と新約聖書に書かれていますが、予期せぬことが起った時、大きな問題に遭遇した時、主が守ってくださることを信じているクリスチャンなのに、一喜一憂してしまいます。そんな私たちですが、クリスチャンとして生かされているのは、ただ主の憐れみなのです。ですから、今日こそ主のみ言葉に従って生きようとし再決心しながら一日を始めたいと思うのです。

聖書要約
イスラエルの王ホシェアとサマリヤの陥落
(ユダではアハズ王治世12年目に)イスラエルではホシェアが王となりましたが、主の目から見て悪政を行った王でした。イスラエルはアッシリヤに攻められ、莫大な貢物を納めることになったのですが、ホシェア王は謀反を企てエジプトに援軍を求めます。しかしそのことが発覚したため、ホシェア王は捕らえて牢につながれ、ついにサマリヤも陥落してしまったのです。そしてイスラエルの民はアッシリヤに捕囚の民として連行されました。こうした災いが起ったのはイスラエルの民が、エジプトの奴隷生活から解放してくださり、約束の地に導いてくださった主から離れて、こともあろうに主が追い払ってくださった異教の悪習に染まっていったからでした。主は再三、預言者を送って警告されたにも関わらず、民は主の命令に従わず、金の子牛像やバアルや太陽や月や星を拝み、占いをし、わが子を焼き殺してモレクの神に捧げるなどをしたのです。そのために主はユダ部族だけを残してイスラエル民を一掃してしまわれたのです。主の命令を守らなかったのはユダも同じでしたが、イスラエルは南北に分裂した後、ヤロブアム王が主から民を引き離し、罪を犯させ、その後もイスラエルはヤロブアムの罪を離れることはなかったからです。アッシリヤ王はサマリヤの町にアッシリヤからの住民を住まわせました。それらの住民は主を礼拝しませんでしたので、主は獅子を送って幾人かをかみ殺させました。そのことが分かり、移住民はアッシリヤ王に使者を立てて、アッシリヤに連れて行ったイスラエルの祭司をよこして欲しいと言います。帰ってきた祭司によって主を礼拝することが教えられ、移住民は主を礼拝したのですが、相変わらずめいめいが持ち込んできた偶像の神々も同時に礼拝したのでした。