列王記第二22章 「書き留められた」
「主の宮で律法の書を見つけました」列王記第二22:8
くぅ~ママのちょっと一言
神殿で見つかった書はモーセの古代律法の概要で、マナセの時代に預言者たちが集成、編集したものです。マナセは歴代のユダの王の中でも最も神の目に悪とされる王です。そして多くの罪なき人たちが殺害されました。そのような体制に刃向かえない状況の中で、心ある者たちによって一縷の望みをかけてか書かれたのでしょう。
やはり書き留めるということは大切だと思います。話し言葉はいつか忘れられてしまいますが、書かれた物は残ります。もしこの聖書通読も私の子どもたちや孫達、ひ孫たち読んで、生きる参考にしてくれればこれほど嬉しい事はないと思います。またこのように言論の自由の元で生きていることにも感謝したいと思います。
聖書要約
ユダの王ヨシア
ヨシアは8歳で王となり31年間王位にありました。ヨシアは父や祖父とは異なり、ダビデの道をそのまま歩み、善政を行った王です。ヨシア王が書記官をとおして神殿の工事担当者に神殿の破損の部分の修理を命じたのですが、その際、神殿で律法の書が見つかります。それを手にしたヨシア王は衣を裂いて悲しみました。それは先祖が神の言葉に耳を傾けず、神の命令に従わなかった為、神の怒りは我々に対して燃え上がっていることが分かったからです。ヨシア王は女預言者フルダの元に使いをやって、神の言葉を伺うことにしました。神は次のように言われたのです。「この書の言葉通り住民に災いを下すことにする。それは他の神々に香をたき、自らの手で偶像を作ったためである。しかしこのことに心を痛め、神のみ前に謙り、衣を裂いて悲しんだのでヨシアが存命中は災いを下す事はない」と。