列王記第二23章 「着々と…」


「かつて、神の人がこのことを預言して叫んだのことばのとおりであった。」列王記第二23:16

くぅ~ママのちょっと一言
この章の16節に書かれている神の人の預言とは列王記上13:2に書かれています。「ダビデの家に生まれるヨシアが人骨を祭壇の上でたく」と。そのとおりのことが行われたというわけです。

悪がはびこり、善良な人が苦しむという、まるで神がそっぽを向いてしまわれたように感じる時、また助けを求める祈りに対して神が沈黙してしまわれたかのように思われるときも、神のご計画は遂行しているということを心に留めたいと思います。祈っていても、祈りが空しく感じてしまうことがあります。祈っている事が改善するどころか、どんどん望まない方向に行くこともあります。そんなときでも神の恵のご計画の中にいることを忘れないようにしたいと思います

聖書要約
ヨシア王はユダとエルサレムに住む者を皆神殿に集め、神殿で発見された契約の書を読み聞かせました。そしてそこに命じられている全ての戒めを守ることを神のみ前で誓いました。ヨシア王がしたことはまず、主の神殿にあった異教の神を礼拝する為の祭具類を全部運び出して焼き払ったこと、ユダやエルサレムの周辺でバアルや天の万象に対して香をたくことを廃止したこと、アシュラ像を神殿から取り除いたこと、神殿の回りにあった神殿男娼の家を取り壊したこと、エルサレムの北から南の丘の礼拝所を壊したこと、息子娘をモレクにいけにえにすることを禁止し、そのための祭壇を壊したこと、神殿の入り口にあった馬と太陽の戦車の像を焼いたこと、ソロモンが作ったシドンの神アシュトレト、モアブ人の神ケモシュ、アンモン人の神ミルコムのためのエルサレムの東の丘の上の礼拝所を取り壊したこと、ベテルの祭壇を壊し、アシュラ像を焼き捨てたことでした。そして山の上の墓から骨を取りにやり、その祭壇で焼いて祭壇を汚しました。その時、ヨシアは一つの石碑に目を留めますが、それは神の人の墓でした。祭壇で人骨を焼いて汚したことは神の人がかつて預言していたことであると知らされます。またヨシア王はサマリヤにある丘の上の礼拝所を全部取り除きました。そして契約の書に書いてある、過ぎ越しの祭りを行いました。それはイスラエルを士師が治めていた時代以来途絶えていたことでした。また霊媒、口寄せ、その他エルサレムとユダにある偶像を一掃しました。
このように完全に主のおきてを忠実に守った王はヨシアの他にいませんでした。それにも関わらず、主の激しい怒りはおさまらず、「イスラエルを滅ぼしたようにユダも滅ぼす」と、主は言われるのでした。
ヨシア王はアッシリヤを援軍するために攻めてきたエジプトのネコ王に殺されてしまいます。国民はヨシア王の子ヨアズを王としましたが、ヨアズは父とは違い、主の目に悪とされることを行いました。ヨアズはエジプトに連れて行かれそこで死にます。在位3ヶ月でした。エジプト王はユダに重税を課します。ネコはもともとヨアズを王とは認めず、エルヤキムをヨアキムと改名させ王とします。ヨアキムは先祖がしたように主の目に悪を行ったのです。