歴代誌第一2章 「ユダ、ラム…そしてダビデ」


「ユダの嫁タマルは彼にペレツとゼラフを産んだ。」歴代誌第一2:4

くぅ~ママのちょっと一言
 沢山の名前が出てきて混乱を起こしそうですが、2章の中心人物はイスラエルの12人の子供の中のユダ。そしてそのユダとタマルの間に生まれたラムの系図です。ラムの子孫としてダビデが生まれ、またその子孫としてイエスキリストが誕生します。18章以下はラムの兄弟のカルバイ(カレブ)とエラフメルの傍系(主流ではない)の系図と言うことになります。
 創世記から出エジプト、レビ記、民数記、申命記、ヨシュア記、士師記、ルツ記、サムエル記、列王記とイスラエルの歴史を見てきましたが、歴代誌に書かれている系図の中の名前から、歴史の中で繰り広げられてきた出来事を思い出すことができます。歴史の流れは大河のように過去から未来へと続きますが、その大河を作り出しているのは私たち一人ひとりなのです。そしてオナンの出来事やユダとタマルのこと、アカル(アカン)の出来事などの記事を思い出すにつけ、歴史の中に主が介入されていることを知ることができます。

聖書要約
イスラエルの子ら

イスラエルの子ら12名
ユダの子孫
イスラエルの12人の子供の中のユダですが、ユダは5人の子をもうけます。内2人は息子の死後未亡人となったタマルとの子。その一人がヘツロン。そのヘツロンの子がエラフメル、ラム、ケルバイ(カレブ)です。
ラムの子孫
ラム、アミナダブ、ナフション(ユダの族長)サルマ、ボアズ、オベド、エッサイ、ダビデと繋がります。16節はダビデの姉妹の系図です。
カレブの子孫
ラムの嫡流の系図に対して、カレブの子孫が傍流の系図として書かれています。
エラフメルの子孫
同じくラムの兄弟であるエラフメルの子孫が傍流の系図として書かれています。
カレブのほかの子孫
カレブの孫のヘブロンの子孫にあたる諸氏族の系図が書かれています。