歴代誌第一10章 「主に背いたたサウル」


「このように、サウルはの信頼を裏切った不信の罪のゆえに死んだ。」歴代誌第一10:13

くぅ~ママのちょっと一言
系図の紹介が終わり、10章からは統一王国時代のことが書かれています。サウル王、ダビデ王、ソロモン王についての記事です。10章では突然サウルの死から話は始まります。初代王のサウルが敵の手に倒れ、サウル王朝が断絶するのですが、それは神に従わなかったからであると歴代誌史家は明言しています。
政治家の功績は後世の人々によって評価されるものとは思いますが、その評価の視点が大切と思うのです。経済の豊かさ、福祉の充実、科学技術の進歩、軍事力の強化、色々と評価の基準があると思いますが、全人類の本質的な幸せに直結する評価は神の目から見て正しいかどうかではないでしょうか。とても分かりやすいことだと思うのですが…。

聖書要約
サウルの死
サウルとペリシテ人の最後の戦いが書かれています。敗走したイスラエル軍はギルボア山の麓で殺されます。サウルとヨナタンたち3人の王子も討たれます。王は苦しい息の下から、よろいもちに止めさすように言いますが、恐れてそうすることができませんでした。そのため王は剣の上に倒れ、自害しました。王が死んだことを聞き、イスラエルの兵士たちは自分達の町を捨てて逃げました。その後にペリシテ人たちが住み着いたのです。さてペリシテ人たちはサウルが倒れているのを見てその首を取り、よろいなどの戦利品と共に持ち帰ってダゴンの神殿にさらしました。それを聞いてギレアドのヤベシュの人たちは遺体を取り返し、ヤベシュにある樫の木の下に葬り7日間断食をしました。
サウル王は神に不従順だったために死んだのです。王は霊媒師に伺いを立て、神の導きを求めなかったのです。神はサウルの命を奪い、エッサイの子ダビデに王位を与えられました。