歴代誌第一27章 「謙遜な生き方」
「ダビデは二十歳以下の者は数に入れなかった。主がイスラエルを天の星のように多くすると言われたからである。」歴代誌第一27:23
くぅ~ママのちょっと一言
ダビデの人口調査は21章にも書かれていますが、ここではダビデの責任を問うていません。むしろダビデは神が先祖アブラハムに約束してくださった「イスラエルを空の星、浜辺の砂ほど増やしてくださる」ことを信じていたと書かれています。大掛かりな軍の組織や財産の管理などを見るとダビデ王朝の繁栄がいかに素晴らしいものであるかを知ることが出来ますが、ダビデ自身は神の約束を信じて神の前に謙る小さなものだったことが想像できます。自分の力を誇って偉大に見える王より、神の前に謙遜に生きる王のほうが真実な生き方だと思います。
聖書要約
軍隊の組織
イスラエル軍は2万4千人からなる12師団に分けられて、1ヶ月交代で軍務につきました。12師団の担当者が記されています。また各部族の長の名前も書かれています。
ダビデは人口調査に20歳以下の者は数にいれませんでした。神がイスラエルを空の星のように増やすと言われたからです。ヨアブが数え始めたのですが、数え切れませんでした。数え始めた時に神のみ怒りが臨んだからです。
王室財産の管理
王の貯蔵庫、イスラエルの町や村、要塞の貯蔵庫、農作業に従事するもの、ブドウ畑、ぶどう酒の貯蔵庫、オリーブといちじくク桑、オリーブ油、平野の牛の群れ、谷間の牛の群れ、らくだ、雌ろば、羊の群れ、それぞれの責任者の名前が挙げられ、ダビデ王の財産の責任を負ったことが書かれています。
またダビデの伯父が顧問となり書記官を勤めました。王子の養育係もいました。そして王の軍隊の司令官はヨアブであったことが記されています。