歴代誌第二5章 「栄光が満ちた」
「主の栄光が神の宮に満ちたからである。」歴代誌第二5:14
くぅ~ママのちょっと一言
この章には神の箱、契約の箱の中にはシナイ山でモーセが神から与えられた2枚の石の板だけが入っていたと書かれています。出エジプトには「マナ」が、民数記には「アロンの杖」が入っていたとなっていました。歴代誌ではシナイ契約(律法を守ることによって神の祝福が与えられる)を重視したのでしょうか。神の箱を無事至聖所に安置し、会衆が「主の恵は深く、その慈しみはとこしえに」と讃美すると、神殿は厚い雲で覆われたと記されています。これは主の臨在を表します。エルサレムの神殿は主が臨在されるところであり、拠り所となる場所です。新約に生きる私たちにとって、神の臨在は私たちの心の中に、そして人と人との間に、世界、宇宙を覆う力として感じることができます。そしてそのことを信じることで神の祝福を頂くことが出来るのです。
聖書要約
神殿建築が完了しました。ソロモンはダビデが主に献げたものを宝物庫に納めました。
契約の箱の安置とソロモンの祈り
ソロモンはイスラエルの部族と氏族の長を全てエルサレムに召集しました。これは第7月(10月)の仮庵の祭りに行われました。レビ人が神の箱を担ぎます。神の箱だけでなく、幕屋と幕屋にあった祭具も運び入れました。神の箱の前でソロモンはいけにえを献げましたが、その数は数えることが出来ないほどでした。神の箱は至聖所のケルビムの翼の下に安置されました。箱の中には神が契約を結ばれた時にモーセが賜った2枚の石の板のほかには何も入っていませんでした。
祭司達が聖所からでるとレビ人の全ての詠唱者がシンバル、竪琴、琴、120のラッパの音に合わせて主をほめたたえて歌ったのです「主の恵は深く、その慈しみはとこしえに」と。すると雲が神殿に満ち、その雲で祭司が奉仕を続けることが出来ないほどでした。