歴代誌第二6章 「献堂の祈り」

 
「今、わが神よ。どうか、この場所でささげる祈りに御目を開き、御耳を傾けてください。」歴代誌第二6:40

くぅ~ママのちょっと一言
ソロモンは様々な祈りが神殿に向かって献げられることを想定して、神にそれらの祈りを聞いてくださいと祈りました。後に捕囚の民となったダニエルたちもエルサレムの方に向かって祈ったことがダニエル書に書かれています。以前マナ助産院にこられたイスラム教徒の方々も敷物を敷いてエルサレムの方向に向かってひざまずいて祈られていたことを思い出します。

私たちクリスチャンは特定の場所に向かって祈る事はしません。いつでもどこでも神さまに呼びかけるときに、必ず神さまはその祈りをお聞きくださいます。朝起きた時、夜眠りにつくとき、食事の前、車に乗って出かける前、大事なことを前にした時、嬉しい時、悲しい時、いつでもどこでも神さまに祈りを献げるのです。

聖書要約
ソロモンは雲が満ちた方に向かって、神の臨在を確信して「あなたにとどまっていただくための荘厳な神殿を建築しました。」と祈りをささげました。王は振り向いて会衆に向かって言いました。「神はイスラエルの民をエジプトから導き出してくださった。そして長い歴史の中で神はエルサレムとダビデを選ばれ、約束どおりダビデの子ソロモンに神殿を建てさせてくださった。そして今、その神殿に神との間に結ばれた契約が納められている神の箱を安置した。」と。
それからソロモンは境内の中央に設置された青銅の台の上でひざまずき、神に祈ったのです。
「大いなる主を讃美します。ダビデに約束してくださったことを実現してくださったように、今後子孫も主の道を歩むなら、イスラエルの王を絶つ事はないと言われたことを守ってください。そして神殿は主が住まわれる場所ではなく、民がそこに向かって祈る場所ですので、我々が次のような祈りを神殿に向かって献げる時に、主はそのお祈りをお聞き下さい。人が罪を犯して無罪を主張して祈るとき、神に罪を犯したためにイスラエルが敵に負けるような時でも主に立ち返って祈るとき、我々の罪のために雨が降らなくなったとき主に叫び求めるるき、飢饉など自然災害が我々を苦しめた時、共同の祈りだけではなく個人的な祈りも聞いてください。また外国人が偉大な神をあがめようと神殿に向かって祈るとき、主の命で出陣する時、もし罪を犯して異国に捕囚の民として連れ去れてもそこからエルサレムに向かって祈る時、わたしたちのこのような祈りに対してダビデへの約束を主が思い出してくださるように」とソロモンは祈ったのです。