歴代誌第二12章 「神以外の者に仕える」


「わたしに仕えることと地の諸王に仕えることの違いを知るためである。」歴代誌第二12:8

くぅ~ママのちょっと一言
神は神の前にへりくだったレハブアムを滅ぼすことはなさいませんでした。そして「わたしに仕えることと、地の王国に仕えることの違いを知るようになる」と言われました。確かに神に仕え、神から祝福をいただいたときのエルサレムには何百もの金の大盾小盾がありましたが、神から離れ、地の王に仕えることになったエルサレムには盾は青銅製のものしかなくなってしまいました。それは物質的なことだけでなく、主の愛の行き届く所と主の愛からもれた所という大きな違いがあります。それは永遠のいのちと永遠の滅びという決定的な違いなのです。

聖書要約

エジプト王シシャクの攻撃
レハブアムは人気が増し、力がつくと神から心が離れてしまいました。国民も王に習って罪を犯すようになっていきました。レハブアムの治世5年目にエジプトのシシャク王が戦車1200台、騎兵6万人で攻撃をしてきました。要塞の町々が占領され、エルサレムまで攻め上ってきました。預言者シェヤマがレハブアムに神の言葉を告げます。「あなたたちはわたしを捨てた。わたしもあなたたちを捨て、シシャクの手に渡す」と。王たちは「神は正しい」とへりくだったので、神は彼らを滅ぼされませんでした。しかし神は「彼らはシシャクに仕える者となり、わたしに仕えることと、地の王国に仕えることの違いを知るようになる」と言われました。エジプトのシシャクはエルサレムに攻め上り、王宮と神殿の宝物庫からうばい、ソロモンが作った金の盾も奪っていきました。レハブアムは代わりに青銅の盾を作りました。
神はユダを徹底的に滅ぼす事はされず、レハブアムも勢力を回復して17年間国を支配することが出来ました。レハブアムの母はナアマと言い、アンモン人でした。レハブアムは結局のところ、心から神を求める事はなかったのです。レハブアムとヤロブアムの間でも争いが絶えませんでした。レハブアムの死後その子アビヤが王となりました。