歴代誌第二23章 「律法の書を手にした王」


「 彼らは王の子を連れ出し、王をかぶらせ、さとしの書を渡して、彼を王と宣言した。」歴代誌第二23:11

くぅ~ママのちょっと一言
アハズヤの子であるヨアシュが数奇な運命を経て即位します。ダビデの家系が途絶えることがこれで阻止されたのです。ヨアシュがアタルヤの手から逃れ、生き延びたのも、クーデターが成功裡に終わったのも主の導きであったことを歴代誌史家は伝えようとしています。即位式の時に律法の書を手渡した所が印象的です。そのことと最後の一行の「町は平穏であった」が繋がって読むことができます。
自分自身の力や知恵や経験ではなく、神が与えてくださった聖書にを手にしたリーダが本当の平和を作り出すことが出来ると思うのです。

聖書要約
アタルヤ女王の即位7年目に、祭司ヨヤダは軍の指揮官数人と密約を結びました。またユダを巡り歩いてレビ人や氏族長たちをエルサレムに集め、ダビデに連なる者が王位につくことが宣言され、会衆と契約が結ばれたのです。その後、ヨアシュの即位式の準備が着々と進められます。そしてついにその日、王子を連れ出して、律法の書を手渡し、冠をかぶらせました。ヨアダとその息子達が王に油を注ぎ、「王万歳」と叫び、吹奏隊、詠唱者が並び、民は喜び祝って王を称えたのです。
その声を聞いたアタルヤは「謀反、謀反」と叫びましたが、アタルヤは捉えられ神殿の外で殺されます。ヨアダはバアルの神殿を破壊し、神の神殿の監督を祭司とレビ人に委ねました。彼らはダビデの指示に従って献げ物をしました。その後町は平穏になりました。